見出し画像

81 日本でもジワジワ増えるネオバンク

Insight Tech アイタスクラウド営業担当です。
海外、特にヨーロッパやアメリカでチャレンジャーバンク・ネオバンクなるものが増えていますが、日本でも徐々に出てきました。

ヤマダも参入、ネオバンク 銀行は「機能バラ売り時代」へ
2021.6.24 日経ビジネス
スマホ決済でも新銀行でもない「ネオバンク」にHISが参入する狙い
2019.06.26 日経XTECH

「チャレンジャーバンク?ネオバンク? ネットバンクと何が違うのよ。また呼び方が増えたよ。」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな大差ないのにかっこよく呼んでるだけだろうと思って調べてみましたが案の定でした。


■チャレンジャーバンク
銀行ライセンスを取得し、主にオンライン上(特にアプリ)で銀行のサービスを提供するモデル。決済、送金、小口融資、個人向け資産運用といった小口のサービスをメインにしている企業が多い。

例:auじぶん銀行、みんなの銀行

■ネオバンク
銀行ライセンスを取得せず、既存銀行のインターフェースとしてオンライン上で銀行のサービスを提供するモデル。

例:JAL NEOBANK、Fimple Bank

■ネットバンクとの違い
ざっと見た限りあまり違いはなし。
強いて言えばチャレンジャーバンク・ネオバンクはアプリ内でサービスを一通り提供している。
また、ネットバンクはいざという時のためにコールセンターを常設しているが、チャレンジャーバンク・ネオバンクは千差万別。


「チャレンジャー」か「ネオ」かは銀行ライセンスを取得しているか否かの違いのようですね。非金融事業者が新規で参入する場合は既存銀行と手を組んでネオバンクとしてスタートする方が手っ取り早そうなイメージです。

画像1

新規参入企業は小口のサービスがメインと書きましたが、今回記事になっているヤマダ電機は住宅ローンも取り扱うとのこと。住まいや生活に必要なモノの提供だけでなく、その購入資金を工面するサービスまで手掛けることになりそうです。

立地にしても既存銀行より手軽に行ける場所に店舗があるため、相談もしやすいかもしれませんね。既存銀行でネックになるのは支店の維持費だという方もいらっしゃるので、既存銀行はチャレンジャーバンク化するか、ヤマダ電機のようにインフラもありネオバンクとして参入したい企業と手を組んで支店を減らした方が良いのではと思えてきました。

「金融と非金融との価値共創」はますます重要性が増しそうです。


いいなと思ったら応援しよう!