ちょっとずつ進んでるコミュニティカレッジ

丹波コミュニティカレッジという大学づくりの取り組みは、もうすぐ立ち上げてから3年目を迎えそうですが、なんとかいい感じで進んでおりまして、やりながら夢が徐々に広がっております。

そもそも卒業を目指して入学する通常の大学としての機能は揃っており、教員免許の取得や更新もできるし、福祉資格やら障害児・発達障害などの特別教育に関する学びも可能。ということで本当に充実していると思います。


それに加えて大事にしたいのが、いわゆるコミュニティカレッジとしての機能です。アメリカではコミュニティカレッジというのが割とあって、それは年代や性別を超えて学び合う、地域の学び場といったものを指します。そこで哲学だったり、コミュニケーションだったりと、幅広い世代、背景を持った人たちが集って議論を交わすという仕組みがあります。

一方で日本にはカルチャーセンターというのがあったり、高齢者大学ってのが市町村ごとにあったりします。これがいわゆる、ご高齢者のサロンになっておりまして、若者はほぼ近づかないシロモノになっております。そういうことじゃなくて、もっとみんなで垣根なく学べないもんかなーと思っていたので、やりたい感じの仕組みはできてきたと思います。

つまり、これは僕らが世代を超えて学びたいという気持ちに答えられる学びの場を用意できてきたってことです。76歳の和田さんの存在は大きいです。何より事実としてその人がオンラインで授業を一緒に受けて、一緒にディスカッションをしていることが素晴らしく、最年少はまだ僕なんですけども、38歳です。来年はおそらくちょっと若返りしそうな入学予定者の顔ぶれ。


来年の秋には4単位を提供する授業を、大学に提案できまして、丹波にきてもらいつつ、地域のさまざまな取り組みを見て感じて聞いてもらって、そこから学んだことを持ち帰って自分の地域で活動を始めてもらう授業です。

正式に神奈川の星槎大学で採用していただける方向で話を進めていて、授業のシラバスと学習指導書の作成をみんなで議論しながら進めています。なにぶん初めてのことばかりですが、やってみればなんとかなるもので、経験を積んでいけばイメージがどんどん湧いて次に進む自信が湧くものです。


つくる大学をやろうぜ、と呼びかけて、つくる大学を目指してつくってきました。実際に大学をつくってきました。そしていま、授業をつくってます。来年には新しい場所で同様のコミュニティカレッジをつくろうとしていて、他拠点でもつくってもらえるように支援していきたいと思っています。


それに加えて、プログラミングコースと、パーマカルチャーコース、そしてリトリートコースを新たに独自のクラスとして設置予定です。最初はしょぼいかもしれないけど、確実に実のあるものに仕上げていきたいです。

いきなりすごいことはできない。けど、しょぼくてもつくることができる。そしてしょぼいものをちょっとマシなものに。マシなものを素敵に。素敵なものをすごいものに。すごいものを追いつけない価値に。

時間がかかっても、諦めなければきっとできる。それができるかできないかも大事だけど、それをやってるのが楽しいのが何よりも大事。それってば、つくる大学の一番面白いところ「つくる」ところだと思うんですよね。


そんなわけで、仲間は年中募集してるよー。全国、全世界から集まれー。

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よこたいたる(お葬式研究家/呼吸の習いごと主宰)
急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。