「節目」no.6 2024/8/31
10年目を迎えました
節目の8月です
この8月で、某酒造会社を退職して、三味線を中心とした生活になり、丸10年となりました。
無事に(?)8月を迎えて、充実した日々を過ごしております。
これも、偏に家族、お会いした皆様のおかげです。
(本当は8月の頭に記したかったのですが、ゆっくり腰を据えることができず・・・)
この10年、色々ありました
楽しい事、嬉しい事、しんどい事、つらい事・・・
いろんなことが、今の自分を作っている
今までの一つ一つが、自分を形成している
多くの方に出会い、様々な経験をさせてもらい、稀有な人生を歩ませていただいている
有難いことです。
本当に誰もが思っていなかった人生になってるな、と笑って言えます。
おおきな分岐点
京都にあこがれて、大学はほぼ京都の大学しか受けず、しかも一年仮面浪人で実質5年間、学生生活を謳歌させてもらいました。
最初は、教員か公務員で、地元に帰ろうかなと思っていましたが、
京都学園大学(現・京都先端科学大学)邦楽サークル「やま琴なでしこ」に入ったのがきっかけで、京都でも三味線を続けるきっかけができました。
そして、サークルの先生のご主人が京都で一番小さいジャズライブのお店「GreenwichHouse」(以後グリニッチ)のマスターで、
「イタル、バイト探してるなら、ウチくる?」と言われて、初めて行ったジャズライブ。
ビールを飲みながら、演奏する姿、紙一枚の楽譜で何分も演奏し続ける世界
ま~、今まで知らなかった世界に驚きつつもワクワクしてました。
そして、バーテンダーとして、カウンターに立たせてもらってるうちに
演者「イタルって楽器何やってるの?」
itaru「あ、津軽三味線やってます」
演者「お~、おもろいやん。今度弾いてみて」
itaru「わかりました~」
諸々省略・・・・・(笑)
演者「何か弾いといて~適当に合わせるから」
itaru「???????は、ハヒ」
とりあえずじょんがらを弾く
演者「あ~。マイナーペンタやね~ブルースだね~」
itaru「??(なんのこっちゃ??)」
いろんな人とのやり取りを凝縮したので、ざっくりですが、これがジャズに足を突っ込んだきっかけです。
そこから、グリニッチを中心に、京都の様々なライブハウスにも顔を出すようになり、そこで出会った方々と今でも思い出話をすることもありますね。
(歳にはあながいたいが、年齢の話にもww)
酒の道へ
そして、グリニッチで、バーテンダーとしてたこともあり
あ、民間就職やったらお酒業界いってみようかな?と思うようになりました。
メーカーやったら、何か自分の力で、音楽とお酒を繋げて、大きいことできるのかな?って
そんな大志をもって、酒造業界に入ったわけですが、
ま、世間知らずの23ですから(笑)
特に斜陽傾向が強かった時期、リーマンショック後の社会情勢
色々と問題児(?)でした。
いまなら、もちっとまともな営業マンでおれるはず(笑)
上司とも喧嘩したし、ビッグマウスやし、速攻で打たれるし(笑)
今となっては、本当にオハズカシイ。
でも、その経験が、今の自分を作っているのも間違いないし、元会社のお酒を呑んでいることも間違いないんです。
脱サラへ
辞めるきっかけは、一つ引き金になったことはありましたが、それまでにも沸々としていたこともあり、30歳を前に、エイヤで退職届を出してしまったわけです。
誰にも相談せずに・・・・(沸々した思いは結構話してましたが)
ま~高山帰って、両親に報告したときのことは今でも母からネタにされます。
それでも、2014年7月末で退職は、いいタイミングやったなと思います。
あのタイミングで京都に戻ったから関われたイベントもあったり、テレビにも出たり、いろんなことを模索しながら、日々を送りました。
四条河原町でストリートに出て、5秒でポリスストップかかったり、通行人に罵声を浴びせられたり、友人にも再会したり、音楽仲間のつながりが増えたり
今、同じことはできないけれど、良い財産です
10年目の節目の投稿、まだまだこれかならですが・・・
せっかくなので、脱サラまでの備忘録でした。
シャミセニズム
三味線を中心に様々な活動をしてきましたが、コロナ禍の間に、始めたプロジェクト「シャミセニズム」について少しだけ
シャミセニズムのきっかけ
今もお世話になっている、祇園BondsRosary
ここでおもろいライブしたいな~と思っている矢先、
「即興の森」というドラマーの鈴木泰徳さんのイベントで、津軽三味線の染行エリカちゃんがピアニストの小場真由美さんと共演したと。
ピアノの小場さんは、学生時代の頃からグリニッチでお世話になっており、
ドラムの鈴木さんは、JAZZAIDというチャリティーイベントで知っていて
津軽三味線のエリカちゃんは、天Qで出会ってから、二回ほど二人でやっていて、しかも即興大好物という・・・・
ですよね。
この
3人と僕でやったらなんか面白いんじゃね?
ということで始まりました。
「シャミセニズム」という言葉、三味線やけどジャズ・即興の要素もたくさんある
でも、三味線だからこそできるサウンド
「三味線+イズム」からの造語です。
割としっくりきてるんですよね(笑)
この2024年、秋冬は「シャミセニズム3本立」
この節目の年に、シャミセニズムと銘打って、3つライブです。
デュオ・シャミセニズム 西宮・甲子園口 Uncle Jam
〇9月7日(土)
西宮市 甲子園口 Uncle Jam
「デュオ・シャミセニズム」
〜ほとばしる"日本の音"〜
開場 15:30/開演16:00
チャージ 2,500円(+2ドリンクオーダー要)
出演
itaru(津軽三味線)
染行エリカ(しあんえりか/津軽三味線)
脱サラ前後に紹介していただいた、甲子園口のアンクルジャム。
一度ライブをさせていただいてますが、久々に、阪神間でのライブ。
津軽三味線の染行エリカちゃんと、三味線二丁+αでお届けします!
昼下がりのライブです!
フィール・シャミセニズム 飛騨高山 日下部民藝館
〇2024年11月3日(日)
高山市 日下部民藝館
「フィール・シャミセニズム」
開場17:30 開演18:30
料金 4000円 (当日4500円)
会場 日下部民藝館
岐阜県高山市大新町1-52
(高山駅より徒歩17分
特設ページはこちら
出演
itaru(津軽三味線)
KenKoba(アコースティックユニット)
(住吉健太郎 ギター/小場真由美 ピアノ)
ゲスト
渡邊香澄(25絃箏)
いつかは地元で大きなライブをしたいと思いながら、なかなか踏み出せず、昨年高山に帰省した際にひょんなご縁によって、高山を代表する町家「日下部民藝館」にてライブをさせていただきます。
ジャム・シャミセニズムで共演の小場さんのユニット、「KenKoba」のお二人に来ていただきます。
そして、ゲストに25絃箏の渡邊香澄さん。
香澄さんも、京都でのライブで「シャミセニズム」と銘打って共演させていただきました。
ジャム・シャミセニズム 京都・祇園 BondsRosary
〇2024年12月8日(日)
京都・祇園BondsRosary
「ジャム・シャミセニズム」
三味線二丁とピアノとドラム・・・
滾ち流るる音絵巻、四人が織りなす即興の夜
https://bondsrosary.com/
open 18:30 start 19:30
charge:
¥2,800(+2order)
itaru(津軽三味線)
染行エリカ(津軽三味線)
小場真由美 (p)
鈴木泰徳 (ds)
075-285-2859
bondsrosary@gmail.com
そして、これ。
シャミセニズムの原点。民謡から、洋楽、即興。
一期一会のサウンドです。毎回スリル満点!
最後に
そんなこんなで、色々書いていると時間があっという間に過ぎてしまいます。
是非、皆様にライブ来ていただけると嬉しいです。
また、腰を据えれそうなときに、せっかく始めたこのnoteにいろいろと書いていければ、と思います。
何よりも健康第一。
皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
人生万事塞翁馬
日々是好日
itaru 拝
#津軽三味線itaru