The Game Awards 2022 受賞予想(予想篇)
1. はじめに
今年も、ゲームの祭典「The Game Awards」の季節が巡ってきました!
僕は、おととし(2020年)から本格的に、Game of the Year(GOTY)と主要部門の受賞予想を始めました。今までの的中率は、2020年が23部門中13部門的中、2021年は24部門中8部門的中ということで、予想人を名乗るにはまだまだ…という成績です。
それでも、今年も懲りずに、GOTYと主要部門(e-sports関連の部門賞を除いた合計25部門)の受賞予想をしようと思います!
本記事ではまず、GOTYの予想結果とコメントを示します。そのあと、対象25部門の予想結果を一挙に示し、いくつかの観点から予想に関するコメントを記したいと思います。
2. Game of the Year(GOTY)の予想
今年のGOTYですが…、『ELDEN RING』が受賞すると予想します!
今年のGOTYノミネート作品は、『God of War Ragnarok(以下GOW)』『Horizon Forbidden West』『ELDEN RING』と、強力な作品が名を連ねています。特に『GOW』は今年最多の9部門でノミネートされており、優勝候補の筆頭といえます。
一方の『ELDEN RING』ですが、比較的最近リリースされ今現在も話題作である『GOW』と比べると、2月にリリースされた本作は、熱気という点ではやや落ち着いています。
しかし、裏を返すと『ELDEN RING』にとって不利な点は、そのぐらいしか思い当たりません。事前の期待を遥かに上回る完成度、圧倒的なセールス、96点という驚異的なメタスコア、いずれもGOTYに十分値すると考えます。
今までのパターンで言うとGOTY1部門だけ受賞というのは考えづらいため、『ELDEN RING』がGOTYを獲るとすると、ノミネートされている他の部門賞も獲得すると思います。Best Game Directionは当然として、美術が高く評価されている作品ですので、Best Art Directionも取るのではないかと予想します。
3. 対象全部門の予想とコメント
まず、予想対象である25部門の僕の予想結果を全部一挙に示します!
コメント:主要タイトルの受賞予想について
まず、僕がGOTYと予想した『ELDEN RING』については、前の章で述べたので省略します。
最多ノミネートである『GOW』ですが、僕の予想はBest NarrativeとBest Action / Adventureの2部門受賞です。「父と子の物語」という興味深いストーリーと、アクションアドベンチャーとしての水準の高さが評価されると思います。
もう一つの注目作である『Horizon: Forbidden West』、どれかの部門賞を獲得するかもしれないという気持ちがありつつも、僕の予想ではどの部門にも入っていません。前作『Horizon: Zero Dawn』は、2017年のThe Game Awardsにおいて、最多タイとなる6部門ノミネートを達成しつつも、いずれの賞も受賞できませんでした。今回もそのパターンの繰り返しになると予想しています。
コメント:インディ・ゲーム関連部門賞について
Best Indieにノミネートされた5作品(『Cult of the Lamb』『Neon White』『SIFU』『Stray』『Tunic』)は、いずれ引けを取らない話題作です。
昨年は『Kena: Bridge of Spirits』が受賞したので、その路線で行くと、美しいグラフィックを実現した『Stray』が候補に上がりそうです。しかし、僕は、メタスコアが頭一つ抜けていた(PC版で90点)『Neon White』を選びました。
『Neon White』はBest Indieの他にも、Best Action GameとBest Debut Indieの合計3部門受賞と予想しました。
Best Debut Indieには、インディ・ゲームにおける今年最大の話題作といっていい『Vampire Survivors』がノミネートされているので、これと『Neon White』、どちらにするかは正直迷いました。ただ、The Game Awardsの全体的な傾向として、一芸に特化した作品よりは総合力が高い作品の方が評価されやすいと感じているため、今の予想に落ち着いています。
コメント:その他
『Immortality』は、僕が今年最も強い印象を受けた作品でしたので、3部門(Best Game Direction, Best Narrative, Best Performance)でノミネートされたのは、それだけで嬉しいです。主演女優であるManon Gage氏の演技は、誰もが認めるであろう素晴らしいものでしたので、Best Performanceの受賞を予想しました。
Best VR/AR部門は残念ながら、年を経るごとに勢いが失われている印象が拭えません。誰もが知っている作品でいうと『Among Us』のVR版ということになりますが、それはあまりにも…ということで、VRオリジナル作品への期待を込めて『Moss』の2作目を選びました。来年は盛り上がりを期待したいところです。
毎年そうなのですが、予想というのは難しいもので、「この部門は堅い」と思えるものはほとんどありませんでした。比較的自信があるものは、GOTYの『ELDEN RING』、Best PerformanceのManon Gage、Best Racingの『Gran Turismo 7』、Best Adaptationの『Cyberpunk Edgerunners』、Most Anticipatedの『ゼルダの伝説』あたりでしょうか。その他の部門は、どう転んでもおかしくないと感じています。
4. おわりに
The Game Awardsのノミネート作品のことをいろいろ調べ、受賞予想を考える、というのは、僕にとってはとても楽しいことです。
名前だけは知っていたけれど中身はよく知らなかった、あるいは、今まで全く知らなかった作品の中から「プレイしてみたい」と思える作品に出会うことができます。
今年でいうと、Best Indieにノミネートされている『Neon White』、そしてBest Score and Musicにノミネートされている『Metal: Hellsinger』に特に興味を持ちました。これらは近いうちにプレイしてみるつもりです。
僕の予想がどの程度的中するかは分かりませんが、授賞式当日を楽しみに待ちたいと思います!
(了)
2022.11.29 Itaru Otomaru
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