The Game Awards 2020 受賞予想（予想篇）

はじめに

その年いちばんのビデオゲームを決める、年に一度のゲームの祭典、The Game Awards 2020の発表が近づいています。
ここでは、Game of the yearをはじめとする各部門の受賞予想をしようと思います。

まず、各部門の予想をまとめて書いて、そのあと、全体に対するコメントを記します。

＜注意事項＞
※ ノミネーションページ（下記）に記載されている全30部門のうち、e-sports関連の部門と、content creator of the yearを除いた23部門を予想します。

Nominees | The Game Awards

僕の予想

Game of The Year：The Last of Us Part II
Best Game Direction: Hades
Best Narrative：13 Sentinels: Aegis Rim (十三機兵防衛圏)（神谷盛治）　
Best Art Direction：Ghost of Tsushima
Best Score and Music：Final Fantasy VII remake（ファイナルファンタジーVII リメイク）
Best Audio Design：Resident Evil 3 （バイオハザード RE3）
Best Performance：Ashley Johnson as Ellie（The Last of Us Part II）Games for Impact：Tell me Why
Best Ongoing Game: No Man’s Sky
Best Indie: Hades
Best Mobile Game: Among Us
Best Community Support: Fall Guys: Ultimate Knockout
Innovation in Accessibility: The Last of Us Part II
Best VR/AR Game: Half-Life: Alyx
Best Action Game: DOOM Eternal
Best Action/Adventure Game: MARVEL’s Spider-Man: Miles Morales
Best Role Playing: Final Fantasy VII remake（ファイナルファンタジーVII リメイク）
Best Fighting Game: Street Fighter V Championship edition
Best Family Game: Animal Crossing: New Horizons (あつまれ どうぶつの森）
Best Sim/Strategy Game: Microsoft Flight Simulator
Best Sports/Racing Game: NBA 2K21
Best Multiplayer Game: Fall Guys: Ultimate Knockout
Best Debut Game: Carrion

コメント

2020年の注目作といえば、9部門にノミネートされているThe Last of Us Part II、そして8部門にノミネートされているHadesだと思います。これらはいずれもGame of the yearにもノミネートされています。

まず、Game of the Yearですが、The Last of Us Part IIが取ると思います。PS4世代の有終の美を飾る傑作として高い評価を受けており、2020年のベストゲームとして誰からも文句が出ない作品だと思います。
（個人的には、コロナ禍の2020年という時代を最も象徴する作品として「あつまれ どうぶつの森」が取るべきだと考えているのですが、ノミネートされている部門がそもそも少ないので、ちょっと難しいかなあ…と）

The Last of Us Part IIは、Game of the year以外にも、Best performance・Innovation in accessibilityの合計3部門を取るのではないかと思います。

一方のHadesですが、こちらは、高い注目・評価を受けているインディー作品です。
僕も実際に遊んでみましたが、軽快なアクションと、「あと1回、あと1回」と繰り返し挑戦したくなるゲームデザインの完成度が高く、とても楽しい作品でした。
ビデオゲームとしての「遊び」の楽しさが評価されると考え、Best Game Direction・Best Indieの2部門受賞予想としました。

Game of the yearにノミネートされている他の4作品ですが、いずれ劣らぬ傑作・話題作揃いですので、どの作品も何らかの部門賞は取るのではないかと考えました。
DOOM Eternalは、Best Action Gameを受賞すると思います。
ファイナルファンタジーVII リメイクは、Best Score and MusicそしてBest Role Playingの2部門受賞と予想しました。
Ghost of Tsushimaは、日本の対馬を舞台とした和風のアートデザインが評価され、Best Art Designを取るのではないかと思います。
そして、あつまれ どうぶつの森ですが、Best Family Gameを順当に受賞すると思います。

その他の部門は基本的に一番話題になった作品を入れていますが、いくつか僕が注目したポイントを書いておきます。

十三機兵防衛圏をBest Narrativeに入れたのは、「日本のアドベンチャーゲームの系譜が世界でも評価されてほしい」という、僕の願望がこめられています。（順当に予想すると、The Last of Us Part IIかなあ、とは思いますが…）

Games for Impact部門は、ノミネートされている作品それぞれのカラーが違いすぎるので、優劣を判断することができませんでした。
なので、僕自身双子を持つ父親なので、双子が主人公のTell Me Whyを選んでみました。

Half Life: AlyxがBest VR/ARというのは、堅いんじゃないかと思っています。なにしろ、あのHalf Lifeフランチャインズの新作ですし、かなりVR体験に力が入った作品ですので。

2020年は、PlayStation 5そしてXbox Series X|Sという次世代機が発売された記念すべき年ですが、まだ、発売から日が浅いこともあり、次世代機専用のゲームはノミネートされていません。
（結果的にPS4版も発売されましたが）PS5をメインプラットフォームとしている「Marvel's Spider-Man: Miles Morales」は、ノミネート作品の中で唯一の例外といえます。
本作は、次世代機に対するご祝儀的な位置付けで、Best Action/Adventureを取るではないかと思います。

おわりに

今回は、2020年12月10日に受賞作発表予定のThe Game Awardsの受賞予想をしてみました。

賞の予想をする、というのを、今回初めてやったのですが、とても楽しい時間でした。
また、ノミネート作品について調べることで、今までおぼろげにしか認識していなかった作品のことを、より知ることができました。

本記事を書いているのは12月6日（日）、今回の予想がどの程度的中するかはわかりませんが、発表当日を楽しみに待とうと思います。

（了）

2020.12.7 Itaru Otomaru