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イタリア トリノにもフードコートがある 

Vol.074

結構もう前にできたのだが、イタリアにもフードコートがある。
ローマやミラノの大都市ならありそうなものだが、地方都市のトリノにもある。
どんな店舗が入っていようと、フードコートというのテンションが上がる。

パンデミック期に大きく変化

イタリアは、おそらく最初に最もコロナ被害が大きかった国として日本でも報道されたのは、記憶に古くないはずだ。
なので、レストランの飲食禁止や、人が集まるところへの参加禁止など、コロナ禍の行動規制はかなり厳しかった。
州を跨ぐ移動は禁止であったし、まして自家用車の乗用人数までも制限があったくらいだ。

なので、このようなフードコートの制限は特に厳しかった。
今となっては、また元通りに戻って、みんな楽しく食事をフードコートにするようになって、コロナが過ぎたんだなと実感する。

メルカートチェントラーレというフードコート

フィレンツェから始まったこのフードコートプロジェクト。
メルカートチェントラーレという。
今は、フィレンツェをはじめ、ローマ、トリノ、ミラノとつづき開店している。
フィレンツェやローマ、ミラノは観光の人で賑わうが、トリノは地元の人で賑わう。

ポルタパラッツォという青空市場の場所にある。

青空市場のポルタパラッツォにあるメルカートチェントラーレは、市場での買い物を楽しむ人や、このフードコートを楽しむような人で賑わいを見せる。

ただトリノに住む人は、ポルタパラッツォで買い物をするというのを嫌がる人もいる。
多くの人種が集まるポルタパラッツォは治安の問題が揶揄されてたが、このメルカートチェントラーレが出来てからはだいぶ良くなってきてるとは私は思う。

人気の店舗は結構エスニックになってきた

開業当時は、トリノのミシュラン星付きがフードコートでも食べられると話題になったが、現在はかなり装いも変わってインターナショナル。
今ではラーメンなどの日本食もある。
日本に頻繁に戻ると、さして日本食を欲しない私は試していないが、それなりに人気があるらしい。
ましてフードコートにあれば、気軽にあれもこれも楽しめるということから人気だ。

賑わうフードコートは世界共通。

私が好きなのは、チキンカツレツのお店。
まぁ、無難と言えば無難。
そしてトスカーナのキアニーナ牛を使用したハンバーガー屋さんも利用する。

以前には、トラピツィーノなどのローマ料理などもあって、イタリア全土も楽しめるような感じがあったが、今は結構絞られている。

今は結構日本のように試食もさせてくれるので、それもまた楽しい。

試食も率先して行うのは日本スタイル?

やっぱり出てきたマリトッツォ

マリトッツォも販売されるようになった。

結構、大ぶりなマリトッツォも販売されているが、そんなに人気はない。


しかし、マリトッツォよりも、前にあるナポリのお菓子屋さんの方が人気である。
カンノーリやカプレーゼが好きなトリノの人。

現在、トリノのポルタヌオーヴァ駅では、ナポリ系カフェが2軒もオープンした。
ともに提供するのは、パスティチョットやカプレーゼなど。あとちょっとのスフォリアテッラ。

なので、やっぱりパスティチョットの時代が来ると確信している私なのだ。

たまにはイタリアでもフードコートもいいなと。
イタリアなんだけど、活気はアジア的。