今、メンバーに向けて発信を始める理由
みなさん、おつかれさまです、永嶋です。
早いもので、昨年の11月にこのイタンジという会社のCEOになってから、もう1年が経ちました。この1年は、これまでのキャリアとはまったく違った新しい挑戦があり、驚きと学びの連続で、多くのことを深く考えさせられる毎日です。
特に強く感じているのは、やはり「CEO」という肩書の持つ重さです。私の言動一つひとつが組織に与える影響は非常に大きく、時には些細に思えることも大きな影響を及ぼしてしまうことがあります。思い返してみると、私自身も若い頃は上司やトップの一挙手一投足に敏感で、どんな言葉にも大きな意味を感じていました。それを思うと、今の自分の言動がどれだけ重要なものか改めて感じさせられます。
だからこそ、私は自分の考えをみなさんに正確に伝えることの重要性を強く感じています。例えば、イタンジで起きている出来事や私たちの強み・弱み、そして今、事業がどんな状況にあり、どう進んでいるのか、どのようなマインドセットを持って取り組んでほしいか、そうしたことを包み隠さずにに伝えたいと考えています。
このnoteの目的は、メンバーのモヤモヤを解消し、判断できる範囲を拡大することです。会社としての価値観や行動指針、事業の方向性が明確になることで、メンバーひとりひとりが日々の業務において迷いや不安を感じることなく、正しい判断を迅速に下せるようになります。その一方で、意図が伝わらず誤解が生まれてしまうと、不安や不満に繋がることもあります。だからこそ、しっかりと意図を伝え続けることが非常に重要だと考えています。
最近、嬉しいことに「もっと永嶋さんの考えを知りたい」「もっと発信してほしい」という声を耳にすることも増えてきました。自分ではあまり大したことではないと思っていた話について、「そこまで深く考えていたんですね」と感心されたり、興味を持ってもらえることもあり、それは私にとって素直に嬉しい瞬間です。
そうした背景もあり、自分の考えを伝える場として、全社会議で話す時間を設けてきました。しかし、全社会議の時間は月に1〜2回、私の発表は15分程度と限られていますし、特定のテーマ、例えばエンジニアリングやCSのみに焦点を当てた話などは、関係者が限られるためにその場では十分に話しづらいという面もあります。結果として、自分が話したいことすべてを伝えきれず、私がイタンジのメンバーに「伝えたい」と思うことのストックは貯まっていく一方でした。
そこで、それらのメッセージをこのCEO noteで発表していくことにしました。この「イタンジCEOがメンバーに伝えたいこと」というシリーズでは、社内で起きていることで特に注目してほしいことや、各組織や個人に意識してほしいこと、そして組織や私自身のアクションの背景にある意図や想いを伝えていきたいと思っています。トピックによっては、「知っている」「聞いたことがある」と思われるものもあるかもしれませんが、それでもあえて書く理由があります。
それは、自分自身の言葉として伝えることが重要だと思うからです。そして、イタンジ内の具体的な出来事を題材にすることで、皆さんにとっても興味を持ちやすく、理解しやすい内容にしたいと思っています。最終的には、このnoteが皆さんの学びの助けになったり、何かを思考するきっかけになったりすれば嬉しいとも思っています。
最後に、皆さんにお願いがあります。私はこれから定期的にこのCEO noteを通じて発信していくことにコミットしたいと思いますので、ぜひ真剣に読んでいただけると嬉しいです。また、モヤモヤしていることや取り上げてほしいトピックがあれば、遠慮なく直接、またはSlackなどでどんどん教えてください。
イタンジのメンバー外でこの記事を読んでくださっている方には、このnoteを通じてイタンジ社内の様子や、私がどのような考えや想いで経営しているのかを少しでも感じていただければと思います。メンバー外の方からの反響やご連絡も、もちろん歓迎します。
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