伊丹

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短歌 #4

幸せなはずなのに未だ中学の担任を刺す夢ばかり見る

    • 短歌 #3

      "今度"って?明日?明後日?明々後日?そういうとこなの もう別れよう

      • 短歌 #2

        いますぐに遺書にあんたのこと書いて飛び降りたっていいのよあたし

        • 短歌 #1

          さよならが嬉しいぼくと涙するあの子はきっと二度と会わない

        短歌 #4

          私にとってのヨルシカ

          先日、高校を卒業しました。あまりにもnoteを更新していないので、卒業文集用に書いた文章を載せてみます。何を書いても良いとのことで大好きなヨルシカについて書いたら原稿用紙5枚に渡ってしまいました。 学校用のかなりいい子ちゃんな文章ですが、良ければ…。 * ヨルシカが好きだ。聴く度胸が苦しくてたまらなくなる音楽。一緒に絶望してくれる音楽。それに私は、何度救われてきただろう。彼らの楽曲の一番の魅力は、何と言っても歌詞だと私は思う。コンポーザーのn-bunaが生み出す歌詞はいつ

          私にとってのヨルシカ

          たとえ美しくなくても、それは―「蹴りたい背中」読書感想文

          「青春」という言葉が嫌いだ。 ずっと疑問だった。SNSで「#青春」とタグを付けているクラスメイトは。私たち学生に「青春だね!」と言ってくる大人たちは。一体何をもって、私たちの今を「青春」だと言っているのだろう。 あまりに漠然とした言葉。そのくせ皆、青春に縋っている。それがなんだか癪に障るのだ。 青春とは、何なのだろう。そんな疑問を抱える中で出会ったのが、『蹴りたい背中』という本だ。私はこの本の中にその答えを少しだけ見ることができたのである。 主人公の女子高生・初実は、クラ

          たとえ美しくなくても、それは―「蹴りたい背中」読書感想文

          歪さを抱きしめる―「勝手にふるえてろ」読書感想文

          「人生って難し〜」とよく思う。人生は物語ではないから当たり前かもしれないけれど、時々、歯車が異様に噛み合わない日があるのだ。その度に私は心の中で呟く。「難し〜!!!」。 だから、『勝手にふるえてろ』を初めて読んだときは強い衝撃を受けた。だって、物語なのに、あまりにちぐはぐで、歪で、「人生のディティール」が細かすぎたからだ。 主人公のヨシカは、中学時代同級生だった一宮・通称イチへの恋心が未だに忘れられなかった。そんな中、会社の同僚である霧島・通称ニに人生で初めてのアプローチを

          歪さを抱きしめる―「勝手にふるえてろ」読書感想文