東大理三の悪魔
Xで流れてて、Kindle unlimited対象だったので読んでみました。。
SFと思って読むと結構楽しい。
途中までは、眉村卓さんの「産業士官候補生」みたいだな~とか思いながら読んでました。
東大理三も年100人くらいはとってるので、その中で勉強の優劣はあるのだろうが、そのあたりをうまく書いているというといいのだろうか。。。
後半の聖書と物理、というか宇宙の存在の誕生のところは、おもしろいSFと読むのか、宗教と物理の融合と読むのかでわかれそう。
聖書をちゃんと読んだことないので、なんとも言いにくいですが、取り上げられている節と宇宙誕生からの流れは、その当時はそう表現するしかなかったとすると、よくこんな解釈できるもんだな、と感心した、というのがしっくりくるかな。
天才は天才の世界へ、秀才は秀才の世界に行ってしまうけど、その一瞬の接点を東大理三(に対して多くの人が持つ偏見?)を舞台にしておもしろく書いたな~と思います。
聖書と物理のところがわかりにくい、といった話が多そうな気もしますが、SFとしてはおもしろい。