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経営の失敗学 菅野寛

Microsoft designerのImage Creatorに日本語でプロンプト
「失敗したと頭を抱えている犬と牛と竜。道の先には光がある。」
いれて出てきた絵。
竜が西洋風だったのは西洋のツールだから?


なぜ読んだか

会社の通信教育で受講できる同名、同講師の講座を受講し、本もあったため。
すでにKindleのみになっているっぽいです。

本の章立て

  • 失敗から学ぶ

    • ビジネスは失敗の山

    • ビジネスは本質的に失敗する運命にある

    • 成功学の幻想

    • 成功は学べない

    • 失敗学の有用性

  • 陥りがちな失敗のパターン

    • 考えるアプローチ、頭の使い方がずれている

    • 戦略の筋が通っていない

    • 顧客が求めていない価値を提供してしまう

    • 定性的なロジックの詰めだけで満足して、手威力的な数字の詰めが甘い

    • リスクや不確実性に対処しない

    • 「地雷排除」が行きすぎた結果、戦略がとがっていない

    • 実行に必要な徹底度が足りない

    • 実行者の意識、行動を変えていない

感想

章立てを見るだけでもある程度の想像ができますが、失敗はしやすいけど、成功は綱渡り。
大成功に至ってはとがった戦略を実現するために針の山の上を蜘蛛の糸の上を伝って歩くような感じだろうか?
トヨタなり、セブンイレブン、ユニクロなどなど、一見成功しているように見える企業も、最初の成功モデルがずっと継続しているわけではなく、その時の状況にあわせて様々な策をうっている。
その策が必ず成功するわけではなく、失敗(思った効果が出ない)ことも多々ある。
ただし、その失敗はダメだったじゃん!!で終わらせるのではなく、こうすると失敗するのか、という学びにしている。
例えば、今のビジネスモデルと似ているように見えたのでやってみたが、似て非なるもののため、今後は手を出さない、も立派な学びとなる。
この結論を会社として出そうとすると、(自分の立場なら社長に説明して納得いただこうとすると? ありうるのだろうか?)
とんでもなく大変なのは明らかで、上の目次の後半、失敗のパターンの見出しは報告レポートの必要条件(十分ではない)で、そこからどこまで掘り下げれば〇〇円の損失に見合うものになるか?
想像だけでも胃が痛む。。。

MBA取ったひと、とってる人はケーススタディのほうがきついので、読み物的に、
そうでない方はこんな世界があるんだという取っ掛かりにどうぞ。



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