詩人会『垂乳根の母』公式

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みゃーのうた

みゃーのうた  二年二組 たちばなみや  担任 パーフェクトワグニイニ  みゃーはおなかがすいたので  今日もまんま肉まんを食べたいです  りほちゃんとわけます  りほちゃんはシュークリームがすきです  にぃにはみゃーのアイスをかってに食べたからやだ みゃーのうた2  四年二組 橘美也  担任 パーフェクトワグニイニ  みゃーは歩くよ  わしわし歩く  一昨日も近所のおばあちゃんに  「歩くの速いね」ってほめられました  みゃーは食べるよ  ぱくぱく食べる  昨日

マガジン

  • キリプリヲアンソロジー「激怒編」
    5本
  • WEB詩誌「垂乳根の母」
    21本
  • WEB詩誌「夏ノ影ヲ追ッテ」
    17本
  • WEB詩誌「どうやら桐尾さんの恋路は茨の道らしい」
    11本
  • WEB詩誌「鷦鷯」
    15本

記事

    漫画『ここに文章を入れてください。:1話』ろう

    漫画『ここに文章を入れてください。:1話』ろう

    『カイサツ』桜井梨穂子 シナリオ:パーフェクトワグニイニ

    私はエスカレーターが苦手。 いつ足を出せばいいか全然分からないんだあ。 運動が得意な人はそんなことないのかな? それから改札機も苦手。 切符を握る手をいつ離せばいいか分からなくて、吸い込まれるときにいつもびっくりしちゃう。 これも運動と関係あるのかな? 今度美也ちゃんに聞いてみよう。 またなんとなく冬が来て、 この日常もまたなんとなく続くんじゃないかって思ったけど、 行事予定表にはいよいよ卒業の文字が見えたり見えなかったり。 正直私は受験勉強でまだ実感がないけど、それが終

    『カイサツ』桜井梨穂子 シナリオ:パーフェクトワグニイニ

    『るてん』パーフェクトワグニイニ

    これが未来へ飛んでいるというのであれば、 私は時間を観測している。 過去を固定し、あるいは選別している。 そこに自身の時間を犠牲とすることはとんだ皮肉である。 しかしながら退廃的ではない。 平坦な空が示すのは、地続きで矮小な世界のことである。 故に、我々は今この多次元群青に遍在する。

    『るてん』パーフェクトワグニイニ

    『年末漫才スペシャル』水陸両用陰茎ディストーション

    さぁ年末漫才スペシャルもいよいよ大詰め! よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属、芸歴4秒、爆走おちんちんザウルスです! 『「どーも爆走おちんちんザウルスです」』 「この前寝てる時幻覚見ちゃってさ~ やっぱ俺頭おかしいんかなー?」 『…え、お前、夢知らないの?』 「え、税理士だけど」 『いや、そっちじゃなくて、夜のほうの』 「え、女性を3人一晩で抱きたい」 『いや、そういう問題じゃなくて』 「ごめん、本当は頭に男性器ついてる女性に抱かれたい」 『いや、性癖の問題じゃな

    『年末漫才スペシャル』水陸両用陰茎ディストーション

    漫画『イケメン除霊伝説アツヒロ』C•チサプリオ朝臣

    漫画『イケメン除霊伝説アツヒロ』C•チサプリオ朝臣

    『世界の夜明け』水陸両用陰茎ディストーション

    地動説をNTRとして消費するコペルニクスが 朝焼けと共に大地を殴りつけ 和田アキコのzoidが街を駆ける なんたってニュータイプだから オヤジにもぶたれたことのない しわしわのタマキン袋 風に吹かれた稲穂のよう 人魚と結婚した男が なんで足、魚なの?と呟けば 空は晴れやかに澄み渡る

    『世界の夜明け』水陸両用陰茎ディストーション

    『一寸先』オオシロソラ

    ふと気がつけば、この世に生を受けて22年という歳月が経ち、 そうして出来上がったのは、薄汚れた自尊心と傲慢な自己愛しか持たない俗物でした。 私は今、祝祭のようなリズムに身を任せて、ただひたすらに踊ってこの夜をやり過ごしています。 そうしなければ、現実が私の肩に手をかけてしまうからです。 そうしなければ、気が狂ってしまいそうになるからです。 ほら、すぐそこからタンドラムが鳴り響く音が聞こえてきますよ。 ねえ、そこのあなた、私と一緒に踊りませんか? ただの俗物でしかない私と一緒に

    『一寸先』オオシロソラ

    『ビフォア・リムーヴ・オブ・マイ・ペニス(1990)』マ・レジ

    リッツパーティーでカマグラ配ってた 今月ガリア遠征だから助かる〜 祖父が酒をぽしゃけと言い始めて早7年 潮時か 生きては帰らぬ左前 薄紅引くは誉ゆえ 本当に努力している人は中島みゆきにガチ恋しない 拙者っちABBAズレにキョーミは御座らんので! 胎児よ胎児よなぜ踊る メロウなビートに夜を委ねたいのか 書を捨てよ テレクラへ行こう さぁ!この手を取って! 追伸 庭の杏が花を結びました。 また、二人でやり直せませんか。

    『ビフォア・リムーヴ・オブ・マイ・ペニス(1990)』マ・レジ

    SS『幽霊の作り方:エピローグ』タターヤン

     オニカズラの部屋にはほとんど荷物なんて無かった。私の部屋も似たようなものであったため、お互い様なのだが、一つだけ、決定的な違いがあった。  私はオニカズラの机の上に置かれた、アズマワディカの入った5つの瓶を前に考えた。なぜオニカズラはあんな凶行に出たのだろうか。オニカズラは心を持たない私には分からないと言った。なるほど、私にはオニカズラの考える事が今まで分かったためしがなかった。しかし、オニカズラの様にすれば、オニカズラの事が何か分かるかもしれないと思い、今までオニカズラに

    SS『幽霊の作り方:エピローグ』タターヤン

    SS『幽霊の作り方:3』タターヤン

     そこは真っ白な花畑だった。人はただ1人も見えない。今日の仕事は早く終わりそうだ、と頭の中で考えた。  私は花畑を散策した。このデータ世界の主がどこかにいるはずだ。それを終了させなくては。 花畑の花々を踏み荒らしながら散策していると、悪臭が漂い始めた事に気付いた。何事かと辺りを見渡して気付いた。踏みつけられた花から何か垂れている。どうやら機械油の様だった。  私はあまりにも「ニンゲンらしくない」と思い、観察した。こんな世界を作るニンゲンは初めてだった。  どうやら一筋縄ではい

    SS『幽霊の作り方:3』タターヤン

    SS『幽霊の作り方:2』タターヤン

     その日の夜、オニカズラが酷く取り乱した様子で私の部屋に転がり込んで来た。 「ルーデンス!俺の手!手を見ろ!ハハハ、俺の手を!見ろよ!」  彼の手は指先が黒く変色し、所々損壊していた。 「オニカズラ、落ち着いて椅子に座れ」 「フフフ、そうだな落ち着かないと椅子に腰掛けた途端に身体が溶けちまうかもしれないからな!ハハハハハハ!」  フラフラと椅子に着いたオニカズラは急に静かになると、ポツリとこぼした。 「俺はもうダメだな…」 「むしろ良かったんじゃないか?もうキミの嫌いな仕事に

    SS『幽霊の作り方:2』タターヤン

    SS『幽霊の作り方:1』タターヤン

     かつて、世界は『ニンゲン』という種族を中心に回っていたらしい。しかし、彼らは己の傲慢さと強欲によって世界を滅茶苦茶にし、自らの住環境を自らの手で破壊し尽くした。途方に暮れた彼らは、自らの記憶・人格をデータ化し、巨大なサーバーに移植する事を企て、成功させた。  そのサーバー内で個々人が望みの世界を創造し、そこに埋没する事でニンゲンは永遠の生命を手に入れた、かのように思えた。  200年の間はそれで良かった。しかしその内、サーバーの管理をニンゲンに任されたMOTHERと名付けら

    SS『幽霊の作り方:1』タターヤン