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イタリアの列車ストの規定と対策

少し前にイタリアでの航空機ストに関しての記事に結構反応があったので、今回はイタリアの鉄道に関して書いていこうと思います

前回の記事↓


ストの日でも運行が確約される路線がある

航空機ストと少し違うのは列車の場合、運航が確約されるものがあるということ。
庶民の足として多く利用されるので、特に通勤通学時間帯の一部の列車の運行が確約されます

確約される時間帯ですが、だいたい朝6時~9時と18時~21時までに出発・到着というのが多いです

列車を利用中にスト時間になったら…

ストライキが始まった時間に運行中の列車は、開始時間から 1 時間以内に最終目的地に到着できる場合には、最終目的地に到着しますが、そうでない場合は、最終目的地より前の駅に停車する可能性があります

ただ、イタリアの列車運行は主に下記に分けられているので、各々の運行範囲等で運行が確約される列車や対応が少し違ってきます

  • イタリア国鉄 国内を結ぶ長距離路線(例 ミラノ~ローマ間など)

  • イタリア国鉄 州内を結ぶ近距離路線(例 ミラノ~コモ間など)

  • 私鉄や半官半民 (イタリア特急イタロ、マルペンサ空港を結ぶトレノルドなど)

イタリア国鉄

国内を結ぶ長距離線
ストの日に運行確約される便が事前に発表されています
ストライキが祝日に当たる場合とそうでない場合で該当する便が違います

州内を結ぶ短距離線
最も混雑する時間帯(平日の06:00~09:00と18:00~21:00)に主な主要路線が確約されています

イタリア国鉄のサイト(英)→ https://www.trenitalia.com/en.html

イタロやトレノルドなど

どちらの会社もそれぞれの会社のサイトで運行確約の列車が発表されます
トレノルドのサイト(英)→ https://www.trenord.it/en
イタロのサイト(英)→ https://www.italotreno.com/en

乗車券のキャンセルについて

ストの日、キャンセルになった列車の乗車券はも全額返金の請求が可能です。
キャンセルになっていない列車でも返金可能な場合があります。例えば、フレッチャロッサなど乗車する長距離列車は運行されることになっているが、フレッチャロッサの出発駅までの路線電車がストのため目的地までたどり着けない場合などがこれに該当します

返金は出発駅の窓口で請求可能です
オンラインで購入した場合はその購入したサイトまたはコールセンターに連絡して請求しますが、コールセンターへの連絡には通信費用が掛かりますので注意してください

まとめ

イタリア内の列車のスト回避と対策法は

  1. 自分が利用する日にストがあるのかどうかを確認

  2. ストの日であればどの路線が確約されているのかを確認

  3. ストの日の列車チケットを日付変更かたは払い戻し請求する

ということですね。
空路、陸路全てに言えることですが最善な方法はスト日に当たっているのがわかり次第、日にちを変更するということです
イタリアでのストは半日または24時間が多く、回避されることは少ないです。ストの日にあたればどこも混雑しますので、何等かの不自由は生じてしまいますから…

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