237☆おフランスのピペラードを作ってみた!
ぼんじょーるの!
早起きしていろいろ用事を済ませてノンビリnoteタイムな火曜の朝です。
昨日は8時過ぎには寝室に行きましたからね……すぐ寝たわけじゃないけど。
さて今日はイタリアンじゃなくフレンチのことを。
でもバスク地方料理なので、スパニッシュな香りもプンプンしますね。
バスク伝統料理ピペラード
バスク地方といえば最近ではバスクチーズケーキが人気ですね。
チーズケーキ自体をイタリアではほぼ見かけませんけど。
ピレネー山脈を挟んだスペイン側とフランス側に広がる一帯で独特の食文化がある、ということは知ってました。
でも、ワタシの中ではバスクというと、フランスよりスペインのイメージなんですよね。
1659年のピレネー条約によって、フランスとスペインの国境が定められたそうです。
ヨーロッパの歴史からすると、けっこう最近。
そもそも「ピペラード」って語感からして、フラ語じゃなくスペイン語っぽいもの。
ともかく、パプリカがいっぱいだったある日、イタリアのペペロナータではなく、趣向を変えておフランスのピペラードを作ることにしました。
オリーブオイルで玉ねぎとニンニクを炒めます。
ストウブなので蓋をして弱火で火を通しました。
玉ねぎが透明になったら、赤と黄色のパプリカをいれるところまではペペロナータと同じ。
ピペラードなので、ローリエ、唐辛子に塩少々を入れてひと混ぜしました。
ハーブはタイムやオレガノでも良いそうで、エルブドプロバンスなんてのもあったけど、
歴史的、地理的背景からすると、それはさすがに違うよねぇ。
蓋をして、すき間から蒸気が出て10分ほど、弱火のままで火を通しました。
蓋を開けてひと混ぜしたら、トマトの水煮とパプリカパウダーを入れます。
この後はまた蓋をして、パプリカが柔らかくなるまで煮込むだけです。
お水は一切ナシ!
スペインとポーランドのパプリカパウダー
ピペラードのレシピをいろいろチェックしていて、このパプリカパウダーが出てきたとき、やったぁ!と思いましたね。
というのも、以前お土産にもらって使う機会のなかったコレを使えるから!
スペインはマラガのお土産です。
「PIMENTON」とあるので、ピメントですね。
スペインとイタリア、同じラテン系で地中海なのに、なぜかイタリア料理でパプリカパウダーを使うことは、ほぼありません。
私が知らないだけ?
ヒヨコ豆のペーストにパプリカパウダーがあしらってあったことはあったけど。
フレンチではパプリカパウダーを使うのかなぁ?
ピペラードにパプリカパウダーを入れるなんて、やっぱりスペインバスクの影響を感じるのだけど。
ちなみにこのパプリカパウダーは先日ポーランド女子からお土産にもらったもの。
燻製パプリカパウダーだそうで、ポーランドではとにかくなんにでもこれをぶち込むらしいです!
さて、ピペラードの出来上がり。
まずはそのまま、肉料理の付け合わせにしました。
でもピペラードは卵や生ハムと合わせるレシピが伝統的だそうで、
やっぱりこれもスペインっぽいなぁと思うのよね。
残ったピペラードをストウブのミニココット、マスタードに入れました。
見た目が可愛すぎるんですけどー!!
フォトジェニックなだけでなく、ミニココットは一人暮らしにマジ、便利。
タッパーに入れて冷蔵庫に入れておくより、ミニココットに入れておいたほうが日持ちする気がします。
凍ることなくギンギンに冷えるからかなぁ。