小説『鬼の伝説』前書
つい1年ほど前から、「ハイヤーセルフ」だとか「アカシックレコード」だとかいうものが視えるようになりました。
ものすごく雑に表現すると。他者の前世や、守護霊的なものが視える人になったということになります。
そうして、「チャネリング」という仕事をしはじめました。
他者の過去生の経緯、過去生を含む、今世の人生相談(ライフ・リーディング)をする仕事だと言えます。
仕事以外のプライベートでも、「どうして視えるようになったのか聞いてもいい?」と尋ねられることが増え、気づけば同じ内容を何十人にも話していました。
さすがに、十人以上に同じ話をすると、ちょっと面倒に思えてきました。
しかし、それだけの人数に同じ話をして楽しんでもらえているということは、この話には需要があるのだと気づきました。
そうしてこの小説を書くに至ったのです。
「視えるようになった」理由を簡潔に話すと、「私のはじまりの魂が、神使をしていたから」。
それも、とても珍しい、『鬼』の神使。
普通は、狛犬だとか、狐だとか、兎だとか、そういう動物であるはずなのです。
日本書紀にも、古事記にも残っていないが、有能な神使として生きた『鬼』。
彼女が1000年生きた軌跡を、なんとか文章に残してやりたいと筆を執りました。
しかしこれが、文章にするのも甘くない。
ひいこら、言いながら書き残していくのでしょう。
さて、そんなスピリチュアルな世界には、自分を見失い、他者を振り回して巻き込む一面も持ち合わせています。
うまく言えませんが、大切なのは、ご自身の運命やこれまで愛してくれた人々を大切にできているか、いつでも振り返ることかなと思います。
さて、前置きが長くなりました。
どこから書いていいやら大変難しいことなのですが、まず、初めて、他人のハイヤーセルフが視えたときのことからにします。
次話 1.目覚め
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