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江戸のポップアート!?気軽に浮世絵を楽しもう! 〜其の四:おわり

<今週の能大マガジン vol. 15>


「江戸のポップアート!?気軽に浮世絵を楽しもう! 〜其の四:おわり


能大マガジンvol. 12から、大阪浮世絵美術館に行ったときの体験を綴っています。
私が感じた浮世絵の面白さを、学芸員のお姉さんに教えてもらったことを織り交ぜながら、素人目線で語っていきます。
みなさんを浮世絵の世界へ誘います☆

全編の目次
一、 いざ、大阪浮世絵美術館へ:行くまで〜第一エリア
二、 空(から)摺りの世界へ:第二エリア
三、 浮世絵ができるまで:第三エリア
四、 江戸と現代をつなぐ:第三エリア
五、 噛めば噛むほど美味いんじゃ:第二〜第三エリア
六、 浮世絵を愛した巨匠たち:第三エリア
七、 能大、浮世絵を買う。:ショップ・撮影エリア ←今回

さーて、今回はラスト!

七、 能大、浮世絵を買う。をお届けします。

前回までのマガジンはこちら。浮世絵の面白さを私なりに紹介しています。ぜひこちらもご覧ください😉


七、 能大、浮世絵を買う。

小さな浮世絵美術館の観覧を終え、友人😎と私🐐はショップエリアに向かいました。

ショップにはマグカップやポスターカードなどの浮世絵グッズから、江戸時代に制作された浮世絵現在の職人さんにより復刻された浮世絵パネルが並んでいました。
江戸時代の浮世絵は気軽に買えるような値段ではありませんでしたが、実際に手にとって見させていただきました。
前述している通り、当時はこのように雑誌のように手にとって楽しんでいたと聞いていたので、江戸時代の人々と同じ気分になって浮世絵を楽しみました
壁にかけられて展示されているものと違い、手で容易に光の当たり具合を変えることができたため、より深く楽しむことができました。
これもお姉さんのおかげです😉

ある程度江戸時代の浮世絵を楽しんだ後、現在の職人さんによる復刻版の作品を見に行きます。

「さあ、どの絵を買おうかな〜🤔」

このとき、浮世絵を買って帰ると決めている自分に気づきました。
もうこれは買うしかない。
現代復刻版の作品は江戸時代のものに比べると比較的購入しやすかったので、本当に買うことにしました。

浮世絵選びの軸は、次の二つでした。

✔︎見た目が好き
✔︎ 空摺りなど面白い技法が使われていること

この二つの軸で、候補を二つに絞りました。

一、見た目は一番好きだけど、空摺りはない
二、見た目は一番ではないけど、猫の毛並みが空摺りになっている

困った。迷った。

見た目は譲れないし、空摺りも譲れない。。
悩みに悩んで、おそらく十分少々立ち往生していました。
ショップにはいつでも来れることだし、今回は買わないでおこうかと思ったそのとき!

😎「この鏡、なんか光ってない?✨

友人が一つ目の見た目が気に入っている方の浮世絵を見て言いました。

🐐「いやいや、気のせいやろ」

私が言いました。

でもよく見ると本当に光ってそう。
いや、光っってる

すぐに学芸員のお姉さんを呼んで確認してもらいます(何度もありがとうございます。空いてて良かった笑)
するとお姉さんが一言。

「これは、キラ摺りですね」

✨キラ摺り!?✨

少年なら誰でもカードゲームの「キラ」が好きだったでしょう。
あのときの感覚が蘇りました。

「雲母(うんも)」と書いて「雲母(きら)」と読むのだそう。
たしかに、理科で習った「黒雲母(くろうんも)」などの鉱石はキラキラしてたなぁと思い出す。
実際、雲母(うんも)と呼ばれる石を擦ることで、キラキラさせているそう。
庶民が楽しむものなので、金箔・銀箔だと高すぎるとのことで、工夫を凝らした結果こうなったそう。

ここにきて、空摺り以外の面白い技法を知ることができました。
私は、そんな工夫が詰まってつくられたものが大好きなのです。
この話を聞いて私は即決しました。

「これ買います」

😎友人Rくん、ファインプレーすぎました👏


おわり








いやいや、その浮世絵を見せてくれっっって?

ご安心ください、お見せします😉

こちらがその浮世絵です!

浮世絵

喜多川歌麿の『姿見七人化粧』シリーズの一つです。
写真では分かりづらいですが、この鏡の部分が「雲母摺り」になっています。

サムネに設定している「黒富士」に見せかけて、全く別のものでした🤗
おまけで頂いたクリアファイルが「黒富士」のものだったので、設定していただけです🤗


まとめ

さて、浮世絵シリーズ全四編が完結しましたが、いかがだったでしょうか?

私は、今回の体験で人生が変わるくらいの衝撃を受けました。
その体験を記しておこうと思い、書き綴りましたが、みなさんに浮世絵の面白さが少しでも伝わっていれば嬉しいです。

文中で述べていたように、浮世絵はフランクに楽しめるものなので、ぜひお気軽に楽しんでみてくださいね。

私たちが生まれ育った国「日本」の文化を再発見する旅に出てみましょう😉

ではまた!

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