心霊写真って。

うちの兄貴はフィルムカメラが当たり前の頃、
出かけるたびに枚数を撮るのもあったけど
不可思議なモノが写り込んでる事が多かった。
大体は今で言うオープと呼ばれる埃みたいな奴で
オカンがまたこんなの撮ってーっって怒ってた
（怒られても困るけど）
その中で2枚、怖くはないけど印象的な写真があった。
1枚は会社の慰安旅行でオーストラリアに行った時
車窓から見える森林を撮った写真。
電車の窓の外側にオレンジ色の人型の何かが写ってた。
横を向いた長い髪をなびかせたワンピース？
フワッとした雰囲気の服をまとった女の人
とはいえ人というよりは妖精みたいだよねーって
ついうっかりはいっちゃったんだねぇ
なんて、家では片付いてる。
よく赤やオレンジで写る心霊写真は
霊が怒ってると聞くけど、
この写真のオレンジはふんわりとしてるのよね
また、誰かに見せようと思うと、いつも同じところに置いてあるにもかかわらず
見つからない（笑笑）

2枚目は北海道の北一条教会。
この話の画像にあるのは拾い物だけど、
左端の窓一面に黒い着物を左前に着たお婆さんが写ってた。
窓際にたまたま立ってたというには
縮尺がおかしい。窓半分が顔だからね
携帯のインナーカメラだったら左前になっちゃうかもだけど、昔のフィルムカメラだしね。

うちの兄貴はすごくマイペースな奴だから、
お化けの話とか家で出たーとか言ってても
知らないよぉ〜で終わっちゃうんだけど、
昔から兄貴の持ち物、電気系のものはすぐ壊れちゃうんだけど、周りにたくさん…まさかね。

あと、これは涙が出た写真。
私の後輩達の卒業アルバムのクラス写真に心霊写真がある
女の子の肩に手が乗ってるって良くある話なんだけど、
実はこの写真を撮る前に、その子のお父さんが
タクシーで帰宅中、事故にあって、
運転手さんは無事だったんだけど
後部座席の窓を開けて眠ってたらしいお父さんは
窓から出てた頭が…車なんだか壁とかはよく覚えてないけど、まぁ車から出てたところが持ってかれて亡くなった。
そんなこともあって、見た子たちも
お父さんが心配してるんだねって
まぁ、他学年のとこまで話が流れてくるくらいには噂になったし、見せてもらったけど
怖くない、そんなのもあるってこと。