仕事について思ったこと
知り合いに舞台のセッティングをしている人がいました。舞台は県か市の持ち物で、知り合いの勤めていた会社がこれまで舞台演出を請け負っていたようです。しかし、大手が入札でとんでもない低価格で落札していったそうです。
そのため、新しく落札した大手に、知り合いの人が勤めていた会社が、舞台装置の使い方などを教えなければならないそうでした。詳しいことはわかりませんが、舞台は既製品を使っていて誰もが使えるようなものではなく、オーダーメイドで作ったり改造したりして、演目の要求に応えられるようにしていたそうです。これまでのノウハウを全部新たに入札した会社に伝えて出ていけということのようです。
また、専門的な知識を必要とするところでは、今勤めている人を引き抜かせて欲しいとのことです。しかも、今よりも安い賃金で雇うという条件だそうです。今勤めていた会社も当然大きな仕事を失うため、リストラしないといけません。そういう会社に勤めていたのだからといえばそれまでですが、それを聞いて腑に落ちない気持ちになりました。
こういう話は、他でも色々聞きました。郵政民営化などで同じく地場の会社から、“モアナルア・ガーデンの木“の子会社が安い金額で入札し、従業員は丸ごと移動させられ、給料は%カット。嫌ならやめろということでした。どうも元の会社と”この木何の木”の会社の子会社とで裏でやり取りがあって、役員は“気になる木“の会社の子会社の社員になるという約束とかあったようです。あ、私この会社好きですよ。
私の勤めていた会社も、安く入札され、他社に持っていかれたことがありました。自慢ではないですが、やっぱりできないからやってといわれました。当然、入札よりも安い金額でやれというのですから、会社は断ったそうです。そうしたら、結局泣きついてきて、彼らが入札した金額より高い金額でお願いしてきたそうです。それでも私が勤めている会社が入札した金額には届かない金額でやることになったそうです。
業界では、こういうトラブルを避けるため、やはり談合は必要のようで、いまだに隠れてしているそうです。
私が障害者優先調達推進法を活用して入札に手をだした時も、談合の世界を垣間見ました。談合がある場合、談合に入っていない会社からメーカーに見積もり依頼をだすと、メーカーは入札の締め切りが過ぎてから見積もりを出してきます。いまだにやってるとは・・・。
このことを書こうと思ったのは、Pixivを初めて使ってみたのがきっかけです。みなさんとてもレベルの高いことをされているのに、安い金額で仕事をされているとか。
また、ドローンでの空撮も機体は飛行時間ごとにメンテナンスをしないといけないから、その費用を考えるととても数万で受けれないのに、空撮1万でやってるところもあるとか。
これらは副業や趣味の延長線上ならやっていけるのでしょう。
入札や談合の話と、インターネットの普及で趣味や副業がごちゃごちゃに書いているのはちょっと問題かな。わけて考えないといけないとは思います。ただ共通している部分もあると思います。
働き方が変化していくのはわかりますが、この現状、社会全体として豊かになるのでしょうか。