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再生から継承へ
板五米店は100年以上もこの地域に存在しています。
単なる「古民家」という記号的な解釈でなく、
この建築物を通し地域価値を再考する場として捉えています。
地域固有の魅力は何から醸し出されるか?
その問いに私たちはこう考えています。
"人々の暮らしが地域に根付き、
有形無形の繋がりが公共に可視化されている状態"
"直接の繋がり合い"も大切ですがもっとその先。
関わりの有無関係なく。
沢山の人が楽しく暮らし働く地域があったなら。
それは創造するだけで面白い。
このような環境を生み出すには、
環境のせい、人のせいにするのでは無く、
先ず自らが率先し考え、その営みを自らが体現していく事。
他者を変えようとせず自らが変わること。
暮らす働く身近を何と比較することなく、慈しみ誇ること。
全ての判断が資本主流に変わりゆく街並みに、
少しだけ抗い、そして受け止めながら。
全ての事象を我が事に。
自分達の取り巻く環境を少しだけ優しく豊かに。
昨日より今日。
今日より明日。
そんな風に日々商いを通し、様々な事に対面しながら目まぐるしく変化する最適解を模索している最中です。
2019年、
しばらく暖簾を下していた板五米店再生。
2020年、
直後のコロナ渦にて「在ること」を大事に日々夢中に3年経過。
2023年、
コロナ明けの社会変革と照らし合わせ「地域の担い手」に関して再考する
2024年、
「継承」をテーマに。僕等が考える「継承の在り方」を模索する段階へ。板五米店を通しチームで具現化させていく段階へ。
今時代の感覚では時代錯誤はしれないが、自分を成り立たせる根を捉える感受性。そこに対する「帰属意識」というのはやはり重要なポイントであると一連を通し確信したことでもある。