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乃木坂46の楽曲を一日一曲語る。13日目『走れ!Bicycle』

_______【この記事の構成】_______
▼今日のこばなし

本題の伏線になる時とならない時がある雑談

▼『○○』の基本データ
作編曲、歌唱メンバー、MV等の情報

▼『○○』を語る
愛と飛躍に溢れた考察

▼おわりに
総括とキメ台詞



▼今日のこばなし

「キャッチコピー」

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筆者も知らなかったが、1st~3rdシングルまで、乃木坂46の各シングルにはキャッチコピーが存在していたらしい。


1st『ぐるぐるカーテン』
→「カーテンは、秘密の分だけ膨らんでいる」

2nd『おいでシャンプー』→「おいでシャンプー。ときどきリンス」

3rd『走れ!Bicycle』→「bicycleのスペルが書けますか?」


うむ、全然認知されていないのも何となくうなずける。(笑)

ここから学べることは、「ウケなくても自然消滅するだけだから、とりあえずキャッチコピーを作ってみろ」である。


ということで、
(#トリビアの泉)
こちらが筆者の、キャッチコピーです。

実際に作ってみた

「人生に、なるたけ多くの良質な無駄を。」

へぇ。


▼『走れ!Bicycle』の基本データ

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▼収録 / 発売日
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3rdシングル『走れ!Bicycle』全てのタイプ / 2012年8月22日

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▼作詞 / 作曲 / 編曲
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秋元康 / Shusui、伊藤涼、木村篤史、ヒロイズム / 湯浅篤

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▼歌唱メンバー
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生田絵梨花、生駒里奈、市來玲奈、伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、中田花奈、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣、星野みなみ、松村沙友理、若月佑美

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▼センター
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生駒里奈 ((※1))

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▼MV(ミュージックビデオ)
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監督:中島哲也

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▼初の夏曲
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乃木坂46初の夏曲である。
とはいえあまり夏っぽさがないというか「夏だ!叫べ!」的な曲ではないので、夏曲という認識は薄い。


▼『走れ!Bicycle』を語る

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・勝ち確案件

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友情と恋愛はどう違う?
いつになく君が熱く語ってた
後からみんなに言われたんだ
どうしてお前が気づいてあげないのか

- 出典:『走れ!Bicycle』/ 作詞:秋元康 作曲:Shusui、伊藤涼、木村篤史、ヒロイズム

しびれを切らした友人たちに指摘され、彼女と両思いであることに気づく主人公。
勢いそのままに自転車に乗り込み、彼女の元へと急ぐ。

走れ!Bicycle
風になれ!
先を歩く運命を
振り返らせてみたい
僕も君が好きなんだ
両思い

- 出典:『走れ!Bicycle』/ 作詞:秋元康 作曲:Shusui、伊藤涼、木村篤史、ヒロイズム

乃木坂46の曲としては珍しい、勝ち確案件の曲である。

こんなトレンディドラマみたいな話に共感できる恋愛偏差値たかたかピープルが日本にどれほどいるのか、いささか疑問である。


・フレンチ・ポップスの限界

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初期の乃木坂46楽曲にはフレンチ・ポップスというコンセプトがあった。

フレンチ・ポップスとは何かと言うと、単純にフランス語で歌われるポップスという意味合いらしい。
日本では1960年代後半から70年代前半にかけてフレンチ・ポップスが流行った。
オシャレでさわやかな感じが好まれて、今でもCMなどで耳にすることがある。

↓(例えばこの曲)↓

『走れ!Bicycle』のオシャレでさわやかな曲調、MVのカラフルな衣装やウィッグは、1stシングル『ぐるぐるカーテン』からあったフレンチ・ポップスというコンセプトが極地に達したものであると言える。


その上で、『走れ!Bicycle』に対する率直な感想は、

面白みに欠ける

である。

悪い曲ではないが、前作の『ぐるぐるカーテン』『おいでシャンプー』を超えてこない印象を受ける。

キラキラしていて可愛らしいMVの世界観が好きな方もいると思うが、
少なくとも筆者にはあまり響かなかった。


好き嫌いこそあれど、結果として『走れ!Bicycle』はフレンチ・ポップス路線の変更を促した。

こうした背景で生まれた名曲が、4thシングル『制服のマネキン』である。 


▼おわりに

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歴史には必ず転換期がある。
新学期が4月スタートから9月スタートに変わることで、新たな名曲が誕生するかもしれない。

では、また明日。 stay tuned!


((脚注))

※1)フォーメーションで見ると、『走れ!bicycle』は桜井玲香と生駒里奈のWセンターの形をとっている。このシングルで桜井は「七福神+1」という扱いを受けており、一列目でありながら七福神に入っていない。これは『走れ!Bicycle』の時期に桜井が正式に乃木坂46のキャプテンに任命されたためだと思われる。

 

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