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【零れ話】現代着物警察を殴ってくるタイプの華宵
【現代着物警察を殴ってくるタイプの華宵】
高畠華宵は大正〜戦前に主に雑誌で挿絵等を描き一世を風靡した画家。
その絵のモダンなセンスから、ファッションリーダーのような人気ぶりでした。
華宵の絵には自由に着物を楽しむアイデアがいっぱい!
(※11月16日追記)ツイッターで発表しました『女学生は袴にブーツなのか』という自由研究をした際、袴にブーツスタイルはあくまで明治〜大正の初期での流行であり、制服の洋装化が急速に進んだ大正中期以降は、袴にブーツに合わせるスタイルは、少なくとも都心では廃れた『もうダサい』コーディネートだったとと推測をいたしました。(※当時の流行拡散のスピードは地域差がありますので、地方はその限りではありません。)
華宵が本格的に画業で売れっ子になったのは大正後期からですから、その時はすでに袴にブーツスタイルは流行おくれであり、読者にも需要がないためパンプスや革靴を合わせるイラストばかりなのでは、と考えられます。もちろん袴にパンプスやオックスフォードシューズなどのスタイルが華宵の美意識に叶っていたという面もありますが、そういった実際の女学生の流行が強く反映されている可能性は大いにあります。
(ただ当時もポピュラーだった草履スタイルの絵はほとんど無いので、やっぱり袴にパンプスコーデが特にお気に入りだったのは間違いないかと)
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