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【ティナの黒が】ファイナルファンタジーコラボのカラーパイを考える【分からない】

はじめましての人ははじめまして。
すでに御存知の方はこんにちは。

今回はMtG×ファイナルファンタジーコラボのファーストルック(2/18)でお出しされた情報についてFF厄介オタクが自論を書き残す記事です。

ファイナルファンタジー6のネタバレについて一切配慮せず、ファイナルファンタジー6に対する概要説明も分かっている前提で一切行いませんので未履修の方は戻る推奨です。
誰が読むんだこんなもの。




はじめに

今回話題にするのは《魔導の力を持つ少女、ティナ》となります。

美しい
かわいい

ファイナルファンタジー6は筆者が生まれて初めて遊んだRPGであり、ティナは初めてRPGで操作したキャラクターです。
何度も遊んだ+スーパーファミコンのゲームデータは消えやすく、ニューゲームを押した回数が数えきれないほど。

親の顔より見たOP

満を侍してMtG×FFコラボの発表、そしてカードのファーストルックが開始され、その最初を飾る統率者デッキのメイン統率者にティナが割り当てられていた感動はひとしおでした。
(他のファイナルファンタジーシリーズもかなり遊んでいるので統率者デッキも含め全部確保したいという気概はあります)

黒が分からない

しかし、ファイナルファンタジー厄介オタク、そしてカラーパイオタクの心が、お出しされたカードの性能に違和感を覚えてしまいました。

「トランス」の効果が飛行付与であることはバランス調整とか、イラストが両面で用意できなかった都合とか、いろいろ事情が考えられるのでよいのですが、色がマルドゥカラーであることが気になってしまったのです。

ティナというキャラクターは、ファイナルファンタジー6の物語において以下の事柄を象徴して語られていると思っています。

「魔導の力」
「幻獣と人間を繋ぐ」
「(物語後半での)弱者の庇護」

このうち「魔導の力」が赤、「弱者の庇護」が白はすごくわかるのですが、黒の役割がわかりませんでした。

MtGにおける黒のカラーパイと照らし合わせても、黒の要素が感じられずにいました。(どちらかというとティナは「生まれ持った力に振り回される」キャラクターです)

再び訪れた黒の中でによれば、黒は力を求める利己的な色である。黒は世界を弱肉強食的なものだと考えており、力無き弱者は強者の犠牲となるが、十分な力を持った強者は欲しいものを何でも手に入れられると考えている。故に黒は弱肉強食の世界で幸福を掴むためには力が一番大事だと考えており、また力を始めとする欲しいものを手に入れるためには手段を選ばず、必要とあれば何でも(自分であれ他者であれ)犠牲にする。

mtgwikiより

魔導の力が黒に割り当たる、ということも分からなくはないのですがティナの生得している魔法は炎属性を中心とした破壊の力で、黒の印象は持たないです。そしてその場合は、赤が余ります。

※ティナの父であるマディンが巨人であるギガースの幻獣であることも赤の補強としては一応あります。

また、MtGにおけるマルドゥという3色を考えた場合、カラーの印象として「人間」「戦争」といったイメージがあります。

ファイナルファンタジー6の物語の(特に前半は)人間の戦争の物語であるのですが、ティナというキャラクターにおいて、それは一側面でしかなくやはり「幻獣と人間を繋ぐ」という要素がオミットされていると感じられます。

緑なのでは?

ではどの色が適切だと感じているかというと、緑、つまり赤白緑のナヤカラーなのではないかと思っています。

「幻獣と人間を繋ぐ」というテーマはFF6の世界観自体に深く踏み込む、かつ種族の交配というテーマで、これは緑で扱うべきテーマであると思うのです。

緑への再訪は簡単ではないによれば、緑は自然界から与えられた役割を受容することを求める色である。個々人は自然界から役割を与えられて生まれてきており、遺伝子や本能に刻まれたその役割を理解し、受け入れることで楽しく人生を生きられると考えている。また、緑は個々人が、自然界全体とどう繋がっていくかも理解するべきと考えている。

mtgwikiより

また、トランスについても、緑が含まれていれば変身や怪物化などもマッチしたフレーバーとして採用しやすかったのではと思います。
※軽量リアニメイトは白単色でも出来るので、踏襲でも良いのかもしれません。

最後に、ファイナルファンタジー6のエンディングテーマの曲名は
「蘇る緑」である点にも着目したいです。

引き裂かれ崩壊した世界に、緑を取り戻す役割の中心にいるのはやはりティナなのではないかと思います。
(他の主要キャラクターに緑を割り当てられる人物が少なそう、というのもあります)
これはさすがに考えすぎなのですが、一層緑が含まれて欲しかったなあ、という気持ちが厄介オタクにはあります。

もし、エンディングを迎えて幻獣との関わりが断たれた後(緑は失われた)のティナを表現していて、黒であることに何らかの良いフレーバーを与えているのであれば、それは望外の喜びと言えます。

何はなくともコラボが嬉しい

長々と語ってしまいましたが、大前提として私はこのコラボを歓迎しており、これからのカードプレビューや実際のカードを目にするのが楽しみでならないです。

ティナのリアニメイト能力も、荒廃した世界で再度仲間を集めていくFF6の物語自体にはすごくマッチしているので「FF6を代表する主人公」の能力としてはふさわしいものになっています。
統率者デッキに含まれる他の伝説のクリーチャーたちも今から楽しみです。

駄文とは言いませんがあまりにニッチで気持ちだけを述べている文章なのでここまで読んでくれた方は本当にありがとうございました。

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