見出し画像

キューバの大晦日&お正月は豚の丸焼きと火あぶりの刑?!

キューバの大晦日~お正月も日本と同様、家族で過ごすのが習わしとのこと。私もアミーゴのティオ(おじさん)にお誘いいただき、訪問することになりました。

ティオの住む町は、ハバナからバスを乗り継ぎ、一時間半くらいかかって到着。家が並んでいるだけで、お店なんてありません。住所もあるのだろうか?!?!ティオのおうちは元々ティオの奥さんが住んでいた家とのこと。キューバでは、外国人に貸す家はたくさんあるのに、キューバ人が家を買うのは皆無。月に2000円~3000円のお給料しかないのですから家なんて、買えるはずもありません。だいたい結婚すると、どちらかの実家に転がりこむのが多いようです。家では、ティア(おじさんの奥さん)がお出迎え。キューバ恒例の豚の丸焼きをお庭でしてくれているところでした。

画像1

ティオの祖先はジャマイカからやってきたので、おうちの中はボブ・マリーだらけ。まるでジャマイカ(笑)

ソフトドリンクを買いがてら、近所を案内してもらいました。キューバは昔の日本と同じで、近所の人たちはみんな知り合い。会う人、会う人に声をかけて挨拶。数件ごとに止まるものだから、なかなか先に進みません。道にテーブルを置いて、ドミノをやってる人たちにも、一人一人ご挨拶。

ハバナとちがって、一軒、一軒のおうちも日本サイズ。さらに、トタン屋根や、自分たちでコンクリートで固めたような家も少なくありません。まさにゲットーのようなたたずまい。

結局、店は、お肉屋さんと果物屋があいてる程度。といっても、家の前で肉や果物を並べているだけ。途中二軒みかけた店は、ラムはあるものの、ソフトドリンクはゼロ。ソフトドリンクはここでは贅沢品なのです。

画像2

途中、こんな人間に似せた人形がいくつも。1日の0時に焼くそうです。

家に戻ってからは音楽をガンガンかけて、ラムを飲みながら、ダンス大会!レゲトン、サルサ、レゲエで、大騒ぎ。どこの家もそんな感じなので、誰も文句をいってくる人はいません。ティオもお酒がまわって、いつもよりもさらにご機嫌で、誰よりもファンキー!

画像3

23時を過ぎたころ、ごはんが出てきました。本当は24時に食べるそうですが、私たちはハバナまで戻らないといけないので、フライングで少し早めにスタート。

画像4

昼間から丸焼きにしていた豚肉、コングリに、サラダ。お肉はほろほろ溶けて、キューバで食べた中で一番美味しいご飯でした!

画像5

おなかもいっぱいになったところで、ハバナに向けて出発です。大晦日はみんな飲んでるので、ハバナに向かう車はみつからず、バスで帰ることに。途中、道の真ん中で火がついている人形を発見。昼間見た人形でした。去年のことを燃やして、忘れるためだそうです。バスを2本乗り継いで、やっと家まで着いたのは1時半をまわったころでした。

後から聞いた話によると、ホテルパルケセントラルのロビーでは、なんとレオ二・トーレスがライブを行ってたとのこと。見逃してしまいました。残念。

画像6

そして、2019年がスタート。2019年はキューバにとって革命60周年。60年前の1月1日に当時のバティスタ大統領がキューバから亡命。さらに、2019年はハバナが設立されて500年。記念すべき新しい一年は静かにスタートしました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?