VoxScriptのAPIを利用して、YouTube動画の内容を要約するGPTs「AI Video Summarizer」を作成しましたので紹介します。また、VoxScriptのAPIの導入方法も解説します。
1.AI Video Summarizerの使い方
AI Video Summarizerを使用するには、以下のバナーをクリックしてください。
以下に実際の使用例を示します。
(1) YouTube動画の要約
ビル・ゲイツとサム・アルトマンの対談動画(約33分、英語)を日本語で要約してもらいました。
(2) YouTube動画の検索
今回は英語の動画ばかりでしたが、「GPTsの作り方」など日本語の文字を入れて検索すると、日本語の動画が出てきます。
(3) 米国株式の株価情報
(4) 暗号通貨の価格情報
(5) 企業の財務情報
日本企業でも米国証券取引所に上場している企業は、財務情報を入手することができます。
(6) Webサイトの情報
あらかじめどのサイトの情報を取得するかGPTsに指示しておけば、いつでもそのサイトの最新の情報を取得することができそうです。
(7) 現在の時刻
(8) Google検索
ChatGPTのデフォルト検索エンジンのBingではなく、Google検索の結果を返してくれます。
2.VoxScriptの概要
YouTube動画の要約ができるChatGPTプラグインとして知られているVoxScriptですが、実は非常に多機能です。
YouTube動画の要約以外にも、次のようなことができます。
YouTube動画の検索
米国株式の株価情報を取得
ビットコインなどの暗号通貨の価格情報を取得
企業の財務情報を取得
Webサイトからコンテンツデータを取得
現在の時刻を取得
Googleを利用して検索
DuckDuckGoを利用して検索
3.VoxScriptのAPIの導入方法
GPTsにVoxScriptのAPIを導入する方法が以下のGitHubのページで公開されています。
voxscript-demos/GPTs at main · Voxscript/voxscript-demos · GitHub
(1) APIキーの入手
最初に、以下のサイトにアクセスして、APIキーを入手してください。
以下のページの小さな文字・数字は無視して、大きな黒い字だけをタイプしてSubmitボタンを押します。
https://voxscript-api.awt.icu/
次に、「Register a new API Key」にユーザーネームとメールアドレスを入力して、Registerボタンを押すと、確認コードが登録したメールアドレス宛てに送られます。このコードを入力すると、APIキーが表示されます。
※APIキーの使用期限は1か月です。それを超える場合は、またAPIキーを再度入手してください。
(2) GPT Builderの起動と設定
次に、GPT Builderを起動して、Configureモードに設定してください。
Instructionsには、例えば、以下のように記入してください。すると、日本語で出力するようになります。
また、Capabilitiesのチェックはすべて外してください。
(3) アクションの設定
次に、「新しいアクションを作成」をクリックすると、アクションの設定画面が開きます。
最初に、Authenticationの歯車のマークをクリックして、APIキーを設定します。
Authentication Type:API Key
API Key:最初に取得したAPIキーを入力
Auth Type:Bearer
次に、Schemaの欄の右上の「Import from URL」をクリックして、以下のURLを入力し、「Import」をクリックします。
raw.githubusercontent.com/Voxscript/voxscript-demos/main/GPTs/Voxscript-GPT-API-Definition.json
すると、Schemaにコードが表示され、Available Actionsに多くのアクションの名前が表示されます。
このページで、それぞれのアクションをテストすることが可能です。
(4) プライバシー・ポリシーの設定
最後に、Privacy Policyにhttps://voxscript.awt.icu/legal/を入力すると、このGPTsを公開することが可能になります。