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サイバーエージェント(4751) 82点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

株式会社サイバーエージェントは、1998年に設立され、2000年に上場しました。主な事業内容は、インターネット広告代理業、スマホゲームの開発・運営、ネットテレビ局「アベマ」などのメディア事業です。事業セグメント別の売上比率は、インターネット広告が53%、ゲームが25%、メディアが18%で、利益率はゲームが13%と高く、アベマの黒字化が進んでいます。総合評価として、広告とゲームを中心に安定成長が期待できる企業です。

2. 安定した成長の有無

サイバーエージェントの財務状況は、自己資本比率が30.9%とやや低めですが、ROEは10.7%と利益率は安定しています。株主還元は、安定した配当を維持しつつ、今後も成長余地があるゲーム事業やメディア事業への投資を行っています。売上高は堅調に推移しており、特にAI技術の活用で広告代理事業が伸びています。

3. 直近の売上高、営業利益

2023年9月期の売上高は7200億円、営業利益は245億円と減少しましたが、2024年9月期には7900億円の売上と410億円の営業利益が予測されています。ゲーム事業と広告事業が主要な成長ドライバーです。時価総額は約5207億円、総資産は4967億円です。

4. 現在の株価

サイバーエージェントの時価総額は約5207億円、総資産は約4967億円、自己資本は1535億円です。株価は2024年8月には最高1031.5円、最低797.5円で推移しており、ボラティリティが高いですが、長期的な成長を見込む投資対象と評価されます。

5. キャッシュフロー、現金

営業キャッシュフローは208億円、投資キャッシュフローは-402億円と、積極的な投資を行っている一方で、財務キャッシュフローは534億円のプラスで、現金及び現金同等物は2017億円と豊富な流動性を持っています。

6. 配当性向

過去の配当実績は、2021年9月期に11円、2022年9月期に14円、2023年9月期に15円を支払っており、2024年9月期の予測では15〜16円の配当が見込まれています。配当性向は安定しており、今後も増配の可能性があります。

7. 採点と解説

  • 業績と財務: 16/20
    広告とゲーム事業の成長は堅調ですが、メディア事業の成長に課題があります。

  • 株価の安定性: 15/20
    株価はボラティリティが高く、短期的なリスクがありますが、長期的には成長の余地があります。

  • 成長性: 18/20
    広告代理業やゲーム事業は今後も成長が期待され、AI活用も進んでいます。

  • 業界地位と競争力: 17/20
    ネット広告業界では強い競争力を持ち、ゲーム事業でも有力IPを獲得しています。

  • 配当性向と株主還元: 16/20
    増配傾向にあり、株主還元も安定しているため、長期的なリターンが期待できます。

8. 総合評価(100点満点中)

総合評価: 82/100
サイバーエージェントは、インターネット広告やゲーム事業を中心に堅調な成長を遂げています。AI技術の活用による広告事業のさらなる拡大が期待され、長期的には安定した成長が見込める企業です。

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