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丸井グループ(8252) 84点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

丸井グループは1937年に設立され、1963年に上場しました。小売業とフィンテック事業を主な柱として展開しています。小売業では、かつての自社販売から賃貸型店舗運営へ移行し、エポスカードによる割賦販売や手数料収入が主な収益源となっています。事業構成は、小売業が30%、フィンテック事業が70%を占めており、特に金融事業が好調です。株購入においては、安定した収益基盤と将来の成長性を考慮し、魅力的な選択肢と言えます。

2. 安定した成長の有無

丸井グループは、フィンテック事業を中心に安定した成長を遂げています。自己資本比率は22.8%と堅実であり、財務状況も健全です。株主還元についても増配傾向にあり、安定的な利益成長を背景に配当金が毎年増加しています。売上と利益は堅調に推移しており、成長性が見込まれる企業です。

3. 直近の売上高、営業利益

2024年3月期の売上高は2,352億円、営業利益は410億円と増加しています。過去数年間の成長率も安定しており、2025年には売上高が2,542億円、営業利益は450億円に達する予測です。時価総額は5,057億円で、総資産は1兆856億円となっています。

4. 現在の株価

丸井グループの時価総額は5,057億円、総資産は1兆856億円、自己資本は2,478億円です。2024年8月の株価は最高2,545円、最低2,030円で推移しており、株価は安定した範囲で取引されています。フィンテック事業の成長が、株価の安定に寄与しています。

5. キャッシュフロー、現金

営業キャッシュフローは380億円、投資キャッシュフローは-182億円、財務キャッシュフローは-78億円と、安定した資金運用が見られます。現金及び現金同等物は64.5億円で、運転資金は十分に確保されています。

6. 配当性向

丸井グループは安定した配当政策を展開しており、2024年度の配当金は51円となっています。2025年度には53円の配当が予測されており、増配が続く見通しです。安定した利益成長により、株主還元に積極的な姿勢が伺えます。

7. 採点と理由

  • 業績と財務(20点満点中17点)
     フィンテック事業の成長が堅調で、安定した財務基盤があります。

  • 株価の安定性(20点満点中16点)
     株価は比較的安定しており、成長が見込まれる範囲内で推移しています。

  • 成長性(20点満点中17点)
     フィンテック事業が牽引役となり、さらなる成長が期待されます。

  • 業界地位と競争力(20点満点中16点)
     丸井グループは、金融と小売りの両面で確固たる地位を築いています。

  • 配当性向と株主還元(20点満点中18点)
     安定した増配傾向が続いており、株主還元に対して積極的です。

8. 総合評価(100点満点中84点)

丸井グループは、フィンテック事業を中心に安定した収益基盤を持ち、長期的な成長が期待できる企業です。財務状況も健全で、配当の増加も続いているため、安定した投資先として魅力的です。

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