見出し画像

良品計画(7453) 86点

1. 会社の概況と特徴(300文字以内)

(株)良品計画は、1989年に設立され、1995年に上場しました。「無印良品」ブランドを展開し、衣服、生活雑貨、食品などの販売を行っています。主な事業は、衣服・雑貨(売上比率38%)、生活雑貨(45%)、食品(13%)で、売上の半数以上が中国を含む海外からです。各店舗の個別経営を強化し、特にスキンケア商品や日用品の販売が好調です。株式購入においては、多岐にわたる商品展開と海外市場での成長が期待されます。

株購入における総合評価(300文字以内)

良品計画は、多様な商品ラインナップと国内外での店舗展開により、安定した収益を上げています。特に生活雑貨やスキンケア商品の販売が好調で、国内既存店での収益基盤が堅固です。中国市場での課題はあるものの、増収増益を継続しており、業績は堅調です。安定した財務体質と成長性が評価され、長期投資に向いた企業といえます。

2. 安定した成長の有無

良品計画は健全な財務状況を維持しており、自己資本比率は59.6%と安定しています。株主還元については、連続的に安定した配当金を支払っており、株主に対する還元姿勢が強いです。売上と利益は安定して増加傾向にあり、特に生活雑貨と衣料品分野での成長が期待されます。

3. 直近の売上高、営業利益

2024年8月期の売上高は6,600億円、営業利益は530億円であり、安定した成長を見せています。将来的には、2025年8月期に売上高7,260億円、営業利益560億円と見込まれています。株価は安定して推移しており、時価総額は7,766億円、総資産は5,220億円です。

4. 現在の株価

良品計画の時価総額は7,766億円、総資産は5,220億円、自己資本は3,113億円です。株価は2,084円から2,926円の範囲で推移しており、国内外の市場動向に影響されることがあります。

5. キャッシュフロー、現金

2024年3月期の営業キャッシュフローは565億円であり、安定しています。投資キャッシュフローは-221億円で、積極的な店舗拡大や設備投資が行われています。財務キャッシュフローは-112億円で、主に債務返済を実施しています。現金及び現金同等物は1,151億円を保有しており、十分な流動性を持っています。

6. 配当性向

過去の配当金は安定しており、2023年8月期には20円の配当が支払われました。2024年と2025年の配当も20円と予測されており、株主還元に積極的な姿勢が見られます。

7. 採点と解説

  • 業績と財務(18/20)
    国内外での堅実な業績と高い自己資本比率が評価されます。

  • 株価の安定性(16/20)
    株価は比較的安定して推移していますが、中国市場の動向に影響を受けることがあります。

  • 成長性(17/20)
    生活雑貨やスキンケア商品での成長が期待されますが、海外展開における課題もあります。

  • 業界地位と競争力(18/20)
    無印良品ブランドの強力な認知度と、商品展開の幅広さが競争力を支えています。

  • 配当性向と株主還元(17/20)
    安定した配当政策が評価されますが、さらなる増配が期待されるところです。

8. 総合評価(100点満点中)

総合評価: 86点
良品計画は、安定した収益基盤と高いブランド力を持ち、今後も生活雑貨やスキンケア分野での成長が見込まれます。財務状況が健全で、配当政策も安定しているため、長期的な投資先として評価される企業です。

いいなと思ったら応援しよう!