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拙速でもいい。ITパスポート合格したいno.30
「バブル」と聞くと、昭和生まれの方は「根拠のない超ワクワク感」とか「ジュリアナ東京のお立ち台」とかを思い浮かべるのではないでしょうか。
今回のテーマはそれではなくて「フィルターバブル」です。
この言葉をご存じの方はまだ少ないかもしれません。でも、必ず「ああ、そーゆーことね」と合点がいきます。
パーソナライズド・コンテンツフィルター
Yahooニュースを見て「最近ヤバい事件が多いな」とか、YouTubeで画面に出てくるコンテンツが「やけに自分向き」だったりすることはありませんか?
それは、皆さんの検索履歴をAI(人工知能)が読み解いて、「この人はこーゆーのが好きなのね」といったネタをアルゴリズムで提供してくるからです。
便利ですがコワい世界になってきたものですね。皆さんの価値観や趣味や嗜好は完全に覗かれています(どっかで情報提供に同意しちゃってるわけですけど)。
フィルターバブル
そこでもう一つコワい話を。
昭和の「なんでも買っとけ」「なんでもやっとけ」「損はないから」みたいな、ノーテンキなバブル時代にはなかったこと。それは、
自分の興味や思考にあったものばかりが提供されると、ユーザーはいつの間にか、それとは異なった思想的、文化的なものから隔離されるようになる
という状況にハマっていきます。これが『フィルターバブル』です。
行き過ぎたアルゴリズムやフィルターバブルは、偏向的な思想を持った人たちを増やし、一方で「洗脳的なマーケティング」の先鋒として利用されるようになります。
そして、フィルターバブルにハマったユーザーは、自分に肯定的な情報ばかり受け取るので、「より強い信念を持った人間」になり、同種同意見を持った人同士が集まるコミュニティに発展していきます(情報のエコーチェンバー)。
では、今日はここまで。お疲れさまでした!
(コワい話をしたので夢にみないように)