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拙速でもいい。ITパスポート合格したいno.29
皆さんは「ニッパチ理論」というのを聞いたことがありますか?
正しくは『パレートの法則』と呼ばれるもので、例えば、
・2割のコア顧客が売上の8割を支えている
・2割の売れ筋商品が利益の8割を生み出している
・クレームの8割は2割の特定要因に起因する
といった風に、現場の事象を分かりやすい見立てで説明してくれます。
この理論が経営手法として広まった背景には、経営の効率化やコスト削減といった企業の命題があったわけですが、一番の大きな要因は『選択と集中』でした。
その結果、実店舗では商品を絞り込んだり、営業では顧客選別を徹底させたり、カスタマーセンターでは「よくあるQ&A」を用意したりといった対応が図られるようになりました。
ところが、こうした絞り込み志向の一方で、Eコマースの世界では『ロングテール』という総花的なマーケティング戦略をとるプレーヤーもいます。例えばAmazonとか。
<ロングテール戦略>
販売頻度の高くない商品も陳列しておくことで、様々な顧客を呼び込み、広範囲の購買チャネルを確保するマーケティング手法。
「あそこに行けば見つかるよ」という風に、顧客の消費行動にしっかりポジショニングされてしまえば、強いですよね。
賢いECサイトは、マイナー商品やレア商品を黙って置いておくだけではありません。それを「邪魔にならない程度に上手く」フロントでチラつかせることで、その商品自体の売上も伸ばしていきます。
そして、そうしたノンコアの「その他商品群」が、いつの間にか売上や収益の大きな部分になっていく。
賢い人はどこにでもいるんですね。皆さんもその1人かも。
では、今日はここまで。お疲れさまでした!