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須田

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

音楽の話です。わたくし橋本篤ことハシアツは、音楽への携わり方に迷いがあります。

ベーシストとして。自分の曲、他人の曲、弾き語りのサポート、セッション等々、エレキベースを抱えて乗り込んで行くことができます。
プログレ、メタル、ノイズ系以外だったらなんとか対応できると思うし、どんどん経験を積んでいきたい。

作曲・エンジニアとして。これは曲を作ってミックスしてマスタリングして、までやるような、PCと向き合ってやるやつ。去年の9月から本格的にやり始めて、友人のラッパーに曲提供したり、YOUTUBEのBGMを作ったりしています。なかなか奥深いもので、PCがあれば技術さえあればできる・・とも言えるし、「これがないと・・」という機材もある。どこに予算をつぎ込むか、悩みます。

12月に入ってから、仕事が忙しいのと自分の技術的に煮詰まっているのとでいまいち制作や活動に時間を回せていなかったのですが、モチベーションが下がっている中、表題の「須田」が作品を発表しました。

もう聞きました?彼の姿かたち性癖まで知っているような音楽仲間としては「お、今年も頑張ってるな」と、年末の恒例行事として軽くながしてしまうぐらい毎年かかさず作品を生み出します。

当然、個人の感想なのですが、「須田そのもの」を凝縮した須田汁を飲まされているような感覚に襲われてしまいます。バンド・セッション・飲み会での彼の姿そのもの。息遣い、音使い、手癖、生々しいまでの質感が押し寄せてきます。

昨年からミックス・マスタリングをやるようになって、この質感を残すための技術がとんでもないことが分かるようになりました。例えが難しいのだけど、ペンキで色を付けたら一回で済むところを、薄めの色を2度塗り3度塗りを何度もくり返していくような。野菜に味をしみこませるために薄味からだんだん濃い味の出汁にするような。それぞれの音、曲、曲同士をあーだこーだやって初めてアルバムとして発表できます。

楽器ができる、歌が歌える、だけじゃなくて楽器や声がどうすれば魅力的に聞こえるか、曲がどうすれば輝くか、曲がどうすれば聞こえがよくなるか、似ていることを言っているようでやるべきことは異なります。

まー、いろいろ書きましたが「須田はすごい。」これに尽きます。

音に対して死ぬほどストイック。そんな彼にビッグリスペクト。これが言いたかった。自分の迷いは、彼ほど音に費やしたならば自然と解消するのではないかと思いますね。

※写真は「みんなのフォトギャラリー」機能を使って拝借しました。地元の景色に似ています。

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