「小さく分けて考える」を習慣にすると悩みが減る…?
おはようございます、いすむです。
今日のテーマは本についてです。「小さく分けて考える」という本を読んだので、その感想をお話ししたいと思います。この本を読んで思考法を習慣にすると悩みがかなり減るんじゃないかという結論に至りました。
著者の菅原 健一さんは現在、経営者のアドバイザーとして活躍されています。
なんと1時間の時給が30万円という驚異的な金額で、年間1社につき約1,400万円。それを10社限定で請け負うという、まさに超ハイクラスな仕事をされているんです。
菅原さんは長年この思考法を実践して、現在の経営者へのアドバイスに活かしているそうです。
たとえば、「売上を2倍にしたい」といった課題が出てきた時にどう対処するかという話から始まります。
仕事ができる人とできない人の違いは、一つ一つの課題に対してどれだけ解像度高く深く考えられるか、そして素早く行動に移せるかどうかにあるようです。
これは本当によく分かる気がしますね。
課題に対してかなり細かく考えることが大切です。
売上を2倍にするには単純に「単価×個数」の公式で考えると、普通は個数を増やそうとしがちです。営業を増やしたり仕事量を倍にしたりと。
でも、それだと単に消耗するだけで実現可能性も低くなってしまいます。
そこで、個数を増やすのではなく単価を上げて売上を伸ばす、といった具合に具体的に小さく分けて考えるアプローチを本では実践的に紹介しています。
この考え方は仕事だけじゃなくて人間関係や趣味、家庭内の問題など様々な場面で応用できそうです。
課題や問題、不安に思うことがあればそれを分解していく。どんどん小さく細かく切り分けて「なぜこうなのか」と掘り下げていく。
そうすると、「ここにエラーがあるからここを改善すればいいんじゃないか」といった仮説が立てられます。
ともすると日常の不安とか悩みって漠然と抱えていることが多いかもしれません。
「なんか、不安」「どうしよう・・・」みたいに。これがきっと大きく考えている、ということなのかと。
逆にその気持ちがどこから来てるのか、を探るために大きい円から小さい円に切り分けて考えていくと不安とか悩みが見えてくるはずです。
こういう作業は頭の中だけでやると難しいのでノートとか紙に書きながら整理していくのがいいと思います。
これで不安とか悩みが浮き出てきたら「いま解決できるものなのか?それともいま考えても仕方ないコントロール不可能なものなのか?」とかを客観的に見ると気持ちも落ち着いてくるはずです。
もし、そこに解決の糸口が考えられるならもうけもん。
改善するためにアクションを起こして、もし結果が出なければすぐにプランを切り替えて別のアプローチを試みる。こうして仮説と検証を繰り返していくわけです。経営でよく言われるPDCAサイクルのようなものですね。
ぼく自身、無意識のうちにこういった思考をしている可能性はありますが、この本を読むことで体系立てて振り返ることができました。とても面白かったです。
小さく分けて考えることで、悩みも解消しやすくなるし自然と減っていくんじゃないかと思います。
この考え方を習慣づけることで、大きな課題が降ってきて最初は不安に思っても、小さく切り分けて考えれば「これならできるんじゃないか」という希望がちょっとだけ芽生えるはずです。
この思考法は、これからの人生でめちゃくちゃ役立つという確信めいたものを感じています。
菅原さんは2022年末にこの本を出版されましたが、さらに深掘りした新刊「高く売る技術」を今年に出版する予定だそうです。
これもとても楽しみですね。本を作るプロセスの取材動画も見ましたが、かなり面白かったです。出版されたら読んで感想を述べたいと思います。読んでないけどすでに配りたいとさえ思っています。
今回紹介した「小さく分けて考える」。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
今日はここまでです。
それではまた。