環境は需要です。
突然ですが、
バウビオロギーという言葉をご存知でしょうか?(^^)
ドイツの造語ですが、
日本語では、【建築生物学】などと訳され、
建造物を建築の観点のみで捉えずに、
生理学や心理学、生態学、などの
人と環境に関わる様々な観点から
考えるというものです。
つまり、
「生活空間が自然なものか」
「自然との調和がとれているのか」が
ポイントであり、
もしもそうでない場合、
この秩序を再び見出すために、
何ができるのかを真剣に
考えなければなりません。
リスクとなる要因をできるだけ減少させ、
自然の状態に可能な限り近づけることが
大切です。
より少ない電磁波、
より少ない放射能、
より少ない騒音、
より少ないアレルゲン、
より少ないカビ・ダニ、
その方がより居心地が良いと
思いませんか?(^^)
健康的な住まい、
健康的な地域環境をつくること。
これがバウビオロギーの課題です。
いわゆる「快適さ」の実現のため
テクノロジーの進歩も相まって
人間の住まいである住宅にも
高性能が当たり前に求められ、
それが実現できる世の中になり、
近年では特に、AI、IoTなどの
飛躍的な進歩により
様々なことが便利になり、
さらに住宅業界においての
いわゆる性能値も、
きちんと基準を設けて
誰が見ても分かりやすいように、
可視化されるように、
仕組みが作られつつあります。
しかし、例えその基準において
快適とされるものを作り上げたとして、
工場で作られた、自然界に存在しない
材料を使って作られた環境、
人間であれば心地よいと感じるものが
排除された環境は、
果たして本当の意味での
快適な環境と言えるのでしょうか。
コロナの影響で、
あらゆることでオンライン化が進み、
直接的な繋がりが薄れている
部分もある中で、
人間が本来持っている五感、
感性も同時に薄れてしまっているように
感じることもあります。
画面に向かって話をすることに慣れ、
確かにコミュニケーションは
取れてはいるものの
まるで直接会って話したような感覚を
覚えてしまっている現実もある。
世の中が便利になればなるほど、
本来望むべき「自然」というものの
対極に進んでしまっている。
今のスマホ、SNSが当たり前、
少し遡って、パソコン、携帯電話、
さらに遡ると、テレビ、ラジオ、電話
それぞれの時代の中で革新的な進歩を経て
現在の世の中、常識、当たり前があるのは確
かですが
その中で情報を正しく得て、
自分自身で考え、選択することが重要だと
思います(^^)
物事に対する考え方や方法においての
良し悪しはその人の立場や価値観によって違
うでしょうし、それぞれ違って良いと思います(^^)
情報を正しくキャッチして
ご自身で納得のできる選択を
して下さい(^^)