見出し画像

飲む“量”よりも、流れる“時”に満たされる。社内で適正飲酒セミナーを開催

あえて飲酒をしないスタイルを指す「ソーバーキュリアス」の世界的な高まりや、飲酒による不適切な行動を防ぐ「レスポンシブルドリンキング」の考え方の普及、健康志向の高まりなど、アルコールとの関わり方は時代とともに大きく変化しています。

アイスタイルでも、一人ひとりが自身の体質や気持ちに合わせて、思い思いにドリンクを楽しむスマートドリンクが浸透しており、社内交流会などの場においても、誰もが心地よく、ともに過ごす時間を楽しめることを大切にしています。

そんなアイスタイルの”ドリンクカルチャー”を体現する部活動のひとつである日本酒文化研究部が企画した「適正飲酒セミナー」が、先日東京オフィスで開催されました。
今回は、セミナーの概要と当日のようすをご紹介します!

会場のようす。講師を担当してくださったのは、キリンアンドコミュニケーションズの後藤沙耶香さんです。

きっかけは、若手社員のひとこと

今回社内で開催されたのは、キリンホールディングスが今年5月から団体向けに始めた適正飲酒セミナーです。
開催のきっかけについて、日本酒文化研究部の部長である井上さんに話をお聞きしました。

井上さん お酒は、自分らしく楽しむものです。各人の好みや体質に合ったドリンクや量を選びながら、お酒を飲む人も、飲まない人も、ともに心地よく過ごせることが大切だと思っています。
先日、社内交流会でお会いした新入社員の方が、「お酒の飲み方がわからない」という話をされていたんです。詳しく聞いてみると、大学生活のほとんどをコロナ禍で過ごしたため、大人数の飲み会に参加するのはその交流会がはじめてとのこと。20歳になってからコンビニやスーパーで購入できるお酒を試したり、同期で集まって飲んだりと、お酒を飲む機会は何度かあったらしいのですが、自分がお酒をどのくらい飲める体質なのか、どういう楽しみ方ができるのかについてはよく分からないままだということでした。
そこで、キリンさんが新たに開始した「適正飲酒セミナー」に興味をもっていたこともあり、社員のみなさんにお酒の飲み方を学べる機会を提供できたらと考えて、今回のセミナーを企画しました。

適正飲酒セミナーとは
キリンホールディングスでは、適正飲酒の理解浸透を通し、心豊かな社会の実現に貢献したいという考えのもと、適正飲酒セミナーを開催。
アルコールパッチテストを活用して、自身のアルコール体質を確認しつつ、お酒の特性と効用、また誤用によるマイナス面を正しく理解していただき、適正な飲酒に向けたアドバイスなどをお伝えしています。

キリンホールディングス 社会との価値共創より
「お酒で失敗した経験はありますか?」という質問では、約半分の社員が手を挙げていました。

お酒と、自分と、仲間を知ろう!

開催当日、終業後の会場には若手社員はもちろん、適正飲酒について改めて知りたいという管理職メンバーや日本酒文化研究部の部員の姿もあり、自由参加にもかかわらず30名近くの社員が集まっていました。

セミナーでは、「『お酒で酔う』ってどういうこと?」「酔いの程度」「お酒のリスク適正飲酒ガイドライン」などについて基礎から学習。さらに、アルコールパッチテストを通して自分や周りの体質を確認しながら、身体に負担のかからない飲み方である「適正飲酒」についての理解を深めていきました。

パッチテストでは、「アルコールに強い人」「アルコールに弱い人」「全く飲めない人」と参加者の診断結果が分かれ、自分や仲間を知ること、お互いを尊重した飲み方や選び方を心がけることの大切さを改めて実感することができました。

アルコールパッチテストのようす。

お互いを尊重しあう気持ちが大切

今回集まった社員からは、「純アルコールの量でお酒の適量が決まることを初めて知った」や「スロードリンクを大切にしたいと思った」など、セミナーを通してさまざまな気づきがあったようで、お酒との適切な付き合い方を再認識できたという声が多く聞かれました。

スロードリンクとは、お酒の時間をゆっくりと楽しむこと。だれかと語り合いながら、食事のおいしさによろこび、ほどよく飲んで、スマートに心地よく過ごす。飲む「量」ではなく、流れる「時」に心が満たされる、これからの時代のお酒の楽しみ方です。

キリンホールディングス 社会との価値共創より

それでは、実際に参加した社員の声をご紹介します。

阿部さん もともとお酒は好きなのですが、だからこそ改めてお酒や自分についてもっと知りたいと思い参加しました。「アルコールに対する体質は変わらないので、強くなることはない」という話など、初めて知ることも多くとても勉強になりました。
アイスタイルにはもともと、多様性を尊重するカルチャーが根付いていると感じることが多く、こういったセミナーが自発的に開催されることが素敵だなと感じます。
お酒も、だれかといっしょにお酒の時間を過ごすことも大好きなので、これからもスロードリンクを実践していきたいです。

チームで参加したistyle meのみなさん。一番右がインタビューに答えてくれた阿部さんです。

アイスタイルのvaluesである、「相互理解とリスペクト」。多様性を認め、お互いを尊重しあうアイスタイルらしいカルチャーを感じることができるセミナーとなりました。