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ISTPと承認欲求

比較的承認欲求がないと思われがちであろうISTP。だが決して承認欲求がないわけではない。満たすプロセスが違うだけだ。

まず、ISTPが承認されたいのは自分自身ではなく、自分が持つ技能やそれにより作られる作品である。
例えば絵を描いたとして、それが上手い絵ならば適当にネットに転がしておけば評価されていく。匿名投稿だろうと無断転載だろうと絵が評価されていればISTPは満足できる。
作品の評価を自己に結びつけるプロセスが必要ないため、承認欲求を得るハードルが低い。

次に、ISTPは自分で自分を承認できていれば満足することができる。
Tiによる独自理論を脳内に構築していて、それに従っていれば納得できる。
さらにSeによる感覚的な指標によりその理論を常に修正しているため、世間の基準から乖離しすぎることもあまりない。
自分の承認を外部承認として代用することができるのである。

他人に承認を依存しない代わりに、ISTPは自己の能力に承認を依存している。何をやってもまるっきり能力の低いISTPがいたら承認欲求を満たすのが非常に難しくなることだろう。
仮に周囲から言葉で褒めや励ましをもらったとしても、「気を遣っているだけだろう」「そりゃ面と向かって貶すことはしないだろうな」というような思考になってしまい満たされない。(Fe劣勢要素)

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