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6:プロフィールページの作り方【WordPressでポートフォリオサイトの作り方徹底解説】

前の記事では、ホームページ(トップページ)を作りました。この記事では、プロフィールページを作っていきます。

この記事はマガジン「WordPressでポートフォリオサイトの作り方徹底解説」の一部です。最初から読みたい方はまえがきをみてください。

今回の記事は、どんな内容のプロフィールを書くかを中心に説明します。信頼性が伝わるプロフィールの書き方テンプレも紹介します。

WordPressでプロフィールページを作る作業自体は、ほとんど文章を書くだけなので非常にかんたんです。むしろ「どう書くか」「どう伝えるか」が大切だし、みんなが悩むところだと思います。

プロフィールページのアウトライン

まずは例によって、考え方を説明します。

プロフィールページは、けっこう読まれる
 プロフィールページは、ポートフォリオサイトの中でもかなり高確率で読まれることが、複数のアクセス解析結果からわかっています。訪問者の多くが「このクリエイターはどういう人なのか」を知っておきたいと思うのです。

個人的なプロフィールとは別もの
 
ポートフォリオサイトではSNSで友達と個人的な交流をしたいときのプロフィールとは全く別の内容を書く必要があると思ってください。

「自分のことをもっとよく知ってほしい」という思いから、自分の趣味を全部書き連ねたり、性格を列挙するようなプロフィールを書いているクリエイターが多いです。でも、仕事相手が知りたいのはそういうことじゃありません。

どんなプロフィールを書くべきか
 いま、このマガジンで目指していることは、「仕事の依頼が来るウェブサイトを作る」ことです。

依頼主がそのプロフィールを読んで「あ、このクリエイターはきちんとした人なんだな」と思ってもらえるようなものを用意する必要があります。仕事人=社会人として信頼できる人である、と伝わることが重要です。

プロフィールの書き方についてはいしつく!の教科書 3章にもサンプルとともに解説しています。興味のあるかたはそちらも合わせてお読みください。

信頼されるプロフィール文の書き方

では、仕事人として信頼されるプロフィールを書くには、どのように考えればいいでしょうか。

性格を列挙するのはやめよう
 性格を言葉で列挙するというのは、たとえば「性格: 人見知り、やさしい、のんびり」というような表記です。このようなことを書くと、かえって個性が消えます

なぜなら、みんな同じような言葉を使うからです。自分の人間性を知ってほしくて性格を列挙してみたのでしょうが、逆効果でしかないのです。

また、その言葉は正しいあなたの像を映しはしません。何をもって「やさしい」と感じるかは人それぞれだからです。

だいいち、ビジネスには関係ありません。だから性格の列挙はもう無視してください。

学歴、職歴、役職など「事実」を書く
 「自分のことを知ってほしい」ならば、客観的事実を書くほうが人間性が伝わります

客観的事実とは、自分が経験したありのままのできごとです。職歴を中心に書きます。その仕事でどんなことに取り組んだり、どんな役割を任されていたのか。クリエイターとして独立するまでに、どんな変遷をたどってそこにたどり着いたのか。

経歴とはつまりあなたの通った軌跡なので、それを正直にスケッチするほうが人間性が伝わります。

経歴には誰でも素晴らしい部分がある
 これを読んでいる方はクリエイターとして商売をやっている人でしょうから、ある程度の社会人経験はあるはずです。仕事の履歴を振り返れば、誰でも人それぞれに、仕事人としての強みが見つかります。

もしまだ仕事をした経験がない人でも、学校や生活の場で社会と関わってきた経験から「事実」を掘り起こしてみてください。

どう名乗るかを決めよう

プロフィールに書く名前を決めましょう。本名を公表して活動するのが圧倒的におすすめです。なぜなら、本名がいちばん信頼を得やすいからです。

信頼を得やすいということはつまり、仕事をゲットしやすいということです。だからまだ実績のない人ほど、本名のおかげで得をします。

イラストレーターの多くは、あだ名的な短いペンネームを好みます。「SNSの発達により、どう名乗ろうが活動内容で判断される世の中になった。だから本名を名乗る必要などない」という意見があります。それは間違いではありません。だとしても、あだ名より本名の方がより信頼を得やすいことには変わりはありません。だから本名を名乗るべきです。

もしペンネームを名乗るとしても「日本人の名前」と認識できるような名前をおすすめします。

どう名乗るかは一度決めたら変えるのはなかなか難しいので、できるだけ早い段階で決めましょう。

ペンネーム or 本名の問題については、この記事も参考になると思います。興味があれば読んでみてください。

顔写真を用意しよう

信頼性を上げて仕事依頼を増やしたければ、プロフィールには顔写真を添えてください。似顔絵ではなくて、顔写真です。

顔写真を出すことは、それだけ覚悟を持って商売をしているという表現です。

「なんとなく恥ずかしいから」「個人情報が」などのふんわりした理由で似顔絵を使いたがるクリエイターが多いです。似顔絵しか使えないくらいだったら、ないほうがいいです。似顔絵は素人感が出やすいからです。

閲覧する人にも「あぁ、なんか顔写真をつけて信頼性を上げようとしたけど、そこまで覚悟なくて似顔絵にしたんだな〜」みたいな事情が透けて見えてしまうもので、信頼度は下がります。

顔写真についてはこの記事も参考になると思いますのでよろしければぜひ。

プロフィールの書き方テンプレ

ここからは、プロフィールページを実際に作っていきましょう。

これ以降はスクリーンショット入りで説明します。

ここまでの説明を理解したら、あとは自由に書いてください、といいたいところですが、何かガイドが欲しい方もいると思います。

そこで、ひとつの提案です。以下のようにいくつかのパートに分けてプロフィールを作るのはいかがでしょうか。

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