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私がイラストレーターとしてお仕事をいただくためにやった○つのこと(の真実)

仕事のかたわら趣味としてイラストを描いていたのですが、好きなことを仕事にしたい!という思いが強くなったのでイラストレーターを名乗ることに決めました。今はSNSにイラストを投稿していますが、お仕事依頼が来たことはまだ一回もないです。というわけで、いろんなブログやnoteを読んで勉強してきました!そんな自分がお仕事依頼ゲットのためにやっていることを挙げてみたいと思います。

こんな書き出しの記事、よく見かけます。

でも、すごく残念ですけど、そういう記事で挙げられていることって「そんなことをがんばっても仕事の依頼は来ないよ」ということがらだらけです。実際にイラストレーターとして事業を何年もやってきた身からみると。

別に新人イラストレーターをDisる意図はないんです。「ワッ私のことだ」と焦って、せっかくの記事を削除する必要もないよ。ただ、努力の方向が少しずれてませんか?ということを言いたいのです。

SNSでイラストを投稿してみた

SNSでいっぱいイラスト投稿をしても、仕事依頼は発生しません。

なんでかというと、友達やフォロワー(同業仲間)に向けて一生懸命絵を見せ続けたところで、その人たちが仕事を依頼してくることなんてないからです。

SNSが無意味とまではいわないよ?でも、SNSを仕事に活かそうと思ったら、わりとシビアな努力と工夫が必要です。世の数多の企業がSNSで苦労してんねんからそらそうやんて話なんです。

SNSで仕事依頼が来たっていっている人もいたもん!って怒ってくる人もいますが、そういうのは個人からのアイコン依頼とか個人が書いた小説の挿絵とかが関の山。そんな実績ばっかり集めても企業からの依頼は一向に来ません。

ストックイラストに投稿してみた

ストックイラストにイラストを出しても依頼は増えません。そりゃそうなんです。ストックイラストを利用するのは依頼という面倒な行為抜きでイラストを安く買いたい人なんだから、至極当然なんです。

ストックイラストは、放っておいても幾らかの収入になる、という点はたしかに嬉しいもの。ただ、片手間で出す程度ではほとんど収入になりませんので、まとまった金額を稼げている人は相当努力してるはずです。

でもその努力って仕事依頼を増やすための努力とは別方向のことなので、ストックイラストに入れ込みすぎるともともとの願い「お仕事依頼ゲット」からはどんどん離れていきます。

自分のイラストのついたグッズを作ってみた

ドロップシッピングサイトにイラストを登録してグッズの設定をしたんだろうと思うけど。

もし、あなたが将来そういう仕事をしたい、つまり、雑貨デザインとかテキスタイルの仕事がやりたい、って思っているのだったら、それもいいですね。

でも、もしそう願っているのだったら、作った製品を持って、雑貨の製造をしてる会社に直接営業してきてください。じゃないと意味ないです。

ただ単に作って売っているだけでは、ただ個人が買ってくれる、それ以上のことは何ら起こりません。

コンテストに応募してみた

これもやるなとは言わんけどあまり入れ込むのはどうかと思います。公募情報サイトなんかに載っているイラストや絵画の募集はだいたいがアマチュアを対象としたものです。主催の意図も「プロに依頼すると高くつくし格安の賞金で済ませちゃお」程度だったりして、獲ったところで実績といえるかどうかってことが多い。

ただ、コンテストのいい面は「募集意図に対してこういうことを考え提案した」ていう事実が残ること。まさにこれ仕事の行為そのものなので、書き方を工夫すれば実績かのように見せられるかも。

あとコンテストに応募したらけっこう良さげな賞をもらえて、喜んでたら後から「イラスト講座に入会しませんか」っていわれるやつ、には気をつけてね(って今もあるんやろか)。

ポートフォリオサイトを作ってみた

ウェブサイトを作るのは素晴らしいことですけど、ほとんどのイラストレーターは「ウェブサイト自作してみたけど仕事の依頼全く来ない」って言っています

なんでそうなっちゃうかというと、同業者や先輩のオシャレカワイイイラストサイトを見て作るからです。単なる観賞用サイトになっちゃってるわけです。

そうじゃなくて、ポートフォリオサイトはビジネスを意識してちゃんと作りましょう。ほんとうにちゃんと作れていたら、ウェブサイトの問い合わせフォームから仕事依頼が来るようになります。

「お仕事をいただくためにやった○つのこと」みたいな記事を書いてみた

もう言わなくてもわかると思いますが、それを読んで集まってくるのは同業者とかこれからなりたい人ばかりなので、そんな記事をいくら書いても「お仕事依頼ゲット」というあなたの願いは叶いません。

誰かの役に立つのだからそれなり意味はあるけど、お仕事依頼ゲットする効果は全くない。それをわかった上で書くならいいけど、だったら他に優先してやるべきことがあるのでは?

じゃあどうしたらいいのよ!!!!!!!!!

じゃあどうしたらいいかというと、ビジネスを作ることを一生懸命にやってください

依頼主はこう思ってます。

あなたの得意なことって何ですか
あなたはどんな人なんですか
どんな経歴や経験があるんですか
あなたに何を依頼できるんですか
あなたに依頼したらどのくらいの値段で何が得られるんですか
ほんとうにあなたを信用していいんですか

即答できますか?もし「むり」って思うのだったら、いっかい絵を描く手を止めて、MacのメモかPagesをひらいて、上記の問いに対する答えを文章で書いてみてください

それができたら、それを元にポートフォリオやポートフォリオサイト、ブログの作り方・書き方を見直してください。それと、企業の中の人に直接売り込むことも検討してください。

イラストレーターはとにかくイラストを発表しまくればいい、って思っている人が多い。そうすれば、いつか誰かの目に止まって、誰かがお仕事依頼をしてくれるはず!!と。

誰かって誰なん?まさか神様とかではないよね。

あなたは誰と取引したいのですか?誰からのどんな依頼に応えようと思ってるんですか?それを真剣に考えましょう。わからなければ知りましょう。

そういうのをちゃんと考えたり、言葉にして表明していくことが「ビジネスを作ること」の第一歩です。そういうのってめんどくさいしむずかしいけど、逃げずに実践した人が出版社とか企業からの信頼を得て依頼をゲットしていくんです。

ぐっどらっく!

単なるおしゃれかわいいギャラリーサイトではなく、仕事の依頼が来るポートフォリオサイトの作り方を知りたい方は「いしつく!の教科書」というマガジンを読んでみてください。

いしつく!は、イラストレーターのための仕事の取れるウェブサイトの作り方をお伝えする情報サイトです。イラストレーターの仕事向上を手助けするいろんんなノウハウをお届けしてます。ぜひ読みにきてください。

https://istkweb.com/


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