イギリス在住独身ほぼ30歳女子の(イタイとこだらけの)ダイアリー始めます。
そもそも自分にこれだけの修飾語を付けてるところが、元20代若手女子としてはまずイタイ。けれども、そうでもしないと本当にただの人間であって、人生とは修飾語集めと言っても過言ではないと思う29歳なのです。それはまるでクリスマスツリーの飾りつけのようで、普段は気にも留めないけれど、その季節が来るとセンスいい飾りで満ちたツリーと埋め合わせのツリーとの差は一目瞭然なのです。私だって味と重厚感のあるツリーにしていきたい、そんな風に思っている2024年の1月の今日このごろ。
去年、仕事でイギリスに引っ越してきて、目標にしてたことを一応は達成した。働きたかった海に臨む本社で創立者やイギリスの同僚と日々あーだこーだ言って時を過ごしている。数年の間夢に見てた海外への移住を実際にして思うのは、人生はそう簡単に変わらないってこと。住んでる国が変わろうが、周りの人が変わろうが、食べるものが変わろうが、目を見開いて呼吸してる私は私。良くも悪くも、去年と同じスキンの下で必死にこの瞬間を生きている。それは、ある意味これまで積み重ねてきた歩数の肯定であり、同時にこれからも一歩一歩自分の力で進んでかなきゃいけないってことの戒めみたいな気もする。自分の力で進み続けるって辛くない? 自転車で丘を登り切ったと思ったら、下り坂どころかダラダラと緩やかな登り坂が目の前に広がってたみたいな、そんな感じ。ちょうど今あと少しで海が見える丘の上の小さなフラットで暮らしていて、自転車で帰ってくる時は毎日地獄の坂道2段攻撃をくらってる。本当に息が上がる。
私がここでこうして毎日色々考えて感じていることは、ほとんどの人にとってどーでもいいことであって、誰かのためになんてことはこれっぽちも思っていないんだけど、イギリスの港町での生活は忘れてしまうにはもったいない掘り出し物で溢れている。本にするには平凡すぎて、詩にするには物足りない、けれどもオリジナルで忘れ難い色と匂いと音のトレースを書き写しておきたい。どうにもならないかもしれないけどいつか読み返したらおもしろいかもしれないから、noteにしてみようと思ったわけだ。
仕事のこと、デートのこと、カルチャーのこと、毎日のこと…。生きてくってことは意外と普通で、ドラマチックだってことを少しずつ言葉にして織っていこう。
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