2020/7/5の月食

2020年7月5日の月食はやぎ座の14度(13度後半)で起きる

この度数には

2015年1月、7月、11月に冥王星が滞在:変容、トランスフォーメーション
2019年1月に土星が滞在:現実に対するコミットメント
2020年2月に木星が滞在:拡大、成長、増幅
そして
2020年7月には月、180度反対に太陽の満月による月食:浄化、終わり、完了

という流れで天体が通っている。

そして最初の三つはトランスサタニアンで、遠くから大きな力で革命を促し、パーソナルプラネットである月と太陽の月食により、個人レベルで感じられるところまで、星の意思を届けるという作業。

まず、自分のホロスコープのやぎ座14度に天体はないか、アスペクトはあるのか、ハウスはどこかを確認してみよう。

Aさんの場合には、11ハウスのパラス(知恵と戦いの女神アテネにあたる)がやぎ座14度にあり、7ハウスのおとめ座14度には火星と金星のコンジャンクションがあり、パラスと120度のアスペクトをとっている。パラスには男性性と女性性の葛藤の意味があり、火星と金星は男性性と女性性の象徴である。

冥王星によるトランスフォーメーションは、大きなライフチェンジ、普段見たこともないような恐れやインテンスな感情に向き合うことや、権力やパワーについての大きな気づきや変化を表す。良くも悪くも、自分の力ではどうすることもできないような類のものである。後戻りもできない。

その後、土星によるコミットメントがもたらされる。冥王星で起きた変容について、再度「これでいくよ?覚悟はいいかい?」と問われるような、確認作業に直面するような土星の働き。変容した後の新しい世界に対する向き合い方やタイムリミットを問われる。

木星は、成長を促す。冥王星による変容、土星による現実への落とし込みや定着がクリアできている場合に、木星はこの新しい「選択」を応援する。そのことについて、より多くのことを学び続けられるように応援する動きを見せる。

そして迎える7月5日の月食では、一つの大きな変化の物語の完結を表す。一つの章、2015年から続いた学び、ステージが変わることを感じられる時間となる人もいれば、その他の天体との関係や本人の意識の使い方により、顕在意識でそれを感じないままの人もいる。

月と太陽も陰と陽であり、女性性と男性性を表す。

誰でも女性性と男性性を持っており、月食は過去を振り返る機会。光のあたってこなかった部分に光を当てる作用もある。

今回の月食は、キロンを含む8つの天体が活動宮に位置し、緊張関係のTスクエアを作っている。

しかし、うお座20度にいる海王星は、やぎ座のビッグスリー(木星、冥王星、土星)と60度のセクスタイル。月と太陽とは、数日後に120度のトラインと、スムーサーとして位置している。

うお座の海王星が司るものも、コンプリーション。物事の完結、終焉。スピリチュアルステイトやワンネス、夢、霧なども表す。

自分の中で、何が終わろうとしているのか?
新たな「選択」「コミットメント」とは何か?
誰や何が本当にあなたを「サポート」してくれているのか?

自分のホロスコープをリーディングしてみてください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?