2020/7/21かに座の新月
かに座で起きる新月は、今年の6月21日に起きた金環日食に続き二回目です。あの時は夏至の日でもあり、大きな感情のうねりや体の変化を感じた方もいらっしゃるかも知れません。
二回も連続してひとつのサインで起きる新月。それは宇宙からすると「大事なことだから二回言うね」ということらしいです。
では一体、宇宙サンは何を強調したいのか?ですが、
蟹座が表すものは【感情・母性・育児・感情の伴う過去の記憶・家族・家族に対する愛情・家族のようなグループ・守りたいもの・保守・国家・模倣】など。
新月は【浄化・再生・幕が閉じて新しい幕が開くとき】
こう聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
占星術家の解釈を聞くのも助けになりますが、皆さん自身がピンと来ることも自分にとっての正解だと思いますので、まずご自身でちょっと当てはまるものがないか考えてみてほしいです。
6月の蟹座新月は0度で起きました。生まれたばかりの蟹座で、幕開けを意味する新月でした。そして、夏至でもありました。
今回の蟹座の新月は、28度後半で起きます。つまり月と太陽が、あと2度で次のサインであるしし座の0度に入ろうとしています。
かに座は受容する性質の女性星座で月が支配星なのに対し、しし座は能動的な男性星座であり太陽が支配星。
家、母、といった安心できる守られた場所から、表舞台に出て、他者とのかかわりの中で自分の楽しみや冒険、ロマンスを発見していく。自己実現していく。
自分の表現したいものや達成したいものに誇りを持ち、表現者として輝きを増すことを楽しむ世界に入る手前の、まだ守られた世界にいるわたし。
今、過去の記憶が呼び戻されるような出来事や、感情や家族、母性や女性性がテーマになるような経験が訪れているのであれば、それらを解放することや、優しく抱えたまま生きていく決意をするなどの行動に出るのも良いですね。そんなかに座の新月です。
そしてこの新月の180度反対側には、2020年の大きなテーマである冥王星・土星・木星がやぎ座にポジションを取っています(グレートコンジャンクションと呼ぶ)。去年12月から会合を続けるこの3天体は、スリーキングスと呼ばれ、社会に対する変容と再構築を意図しているといわれています。
しかも、土星はやぎ座の支配星で、28度。
月と土星は、お互いホームに位置しているので快適に本領発揮できています。しかしながら、両者は180度ぴったり向かい合わせ。真正面にいるのだから、無視できません。つまり、私たちは自分の中の母性と父性の両面をいやでも意識することになりますよね。
または、自分の内側と外面、家の中と社会など。
すべてが新しい基準や価値観で動いていこうとする世界の変化を目の前に、両サイドから「準備はいいか?」と聞かれているかのような感じがします。
健康面でいうと、かに座は女性特有の臓器や胸、やぎ座は骨格を表します。そのことがピンと来る方もいるかも知れないですね。
あとは、例えばこれまで主婦で家庭を守ってきた奥さんやお母さんが社会で活躍するとか、一家の大黒柱と家庭の守護神が入れ替わるようなこともあるかも知れません。家族と社会的成功。また、それにまつわる葛藤や試練もあるかも知れませんが、乗り越えられる試練しか人生には起きないとも言われています。
そして、この新月が終わると私たちは、このかに座とやぎ座の緊張関係から解放されると同時に、これに関する重大な魂の成長期も終わりを迎えます。だからもうおしまい!ということではないですが、波に乗った方が後がスムーズ、という感じです。
2020年も半分以上終わりました。天体の動きからその意図を考察すると、「あとは新しい世界に向けてNo going backで進むだけ。もう二度と振り返らないし、戻らない。」という固い意志を感じます。
社会の再構築を成し遂げたい土星と木星は、数々の仕事を終え、今年の12月14日にやぎ座から次のサインであるみずがめ座に移ります。
敏感な人にとっては、明確に新しい基準の世界の始まりが感じられると思いますが、そうでない人もまだ大量にいると思いますし、今後5年ほどをかけて徐々に目に見える変化を感じられるのだろうと思います。
ですから、周りがどうであれ、何かピンときた人は、このかに座の新月で、ぜひ母のような寛大で優しい愛情で自分自身がクリアにしたいことについて時間をとってあげてください。
何が自分にとって必要なのか? 未だに抱えている過去の傷はあるのか? 誰をいつくしみ、何を整理したいのか?感情を否定していないか?
などなど、優しく自問してみてください^^
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