松本一策(ISSAKU)

名古屋で働くフリーランスのヴァイオリン奏者です。元プロオケ奏者です。コンサート情報やD…

松本一策(ISSAKU)

名古屋で働くフリーランスのヴァイオリン奏者です。元プロオケ奏者です。コンサート情報やDTM・音響機材などについてブログ「ISSAKU★WEB」http://s-violine.com/ を運営して、noteでは実際にあった仕事のことや考察、頭の中を中心に書いていきます。

マガジン

  • フリーヴァイオリニストの脳内

    フリーの楽器弾きの生態や、それを知ってみたい人には有用な内容。基本的には読まれたくない部分を有料にしています。プロのヴァイオリン奏者の1人が日頃考えていること、成功談や失敗談、普段の仕事で起こったことを中心に活動のすべてをこちらで長く書いていきます。

  • 松本一策の雑記

    ヴァイオリン奏者として、フリーランスとして、父親として。

  • フリーランス・ヴァイオリン奏者としての生き方

    フリーランスの演奏家としての考えや雑談、仕事のこととか書いていきます。

  • DTMxヴァイオリン奏者

    DTM、レコーディングやオーディオストックなどの音楽制作にまつわることを書いていきます。

  • 機材やソフトのレビュー

    演奏家として、クリエイターとして、散財したものの良かったもの悪かったものなどをつらつら書くマガジンです。

最近の記事

聴こえる音、聴こえない音

毎日のように演奏の仕事をしていると、一般的ではない聴覚の方がたまに来ます。話してみると、あるときは医者だったり、あるときはサバイバルゲーム常習者だったり。 「CDの音が辛いんだよね、なんか機械的っていうか」 「生演奏以外はレコードしか聴きません」 「猫払いのモスキート音が辛いんだよ」 などなど。 一般的にCDの周波数は20kHzまでしか再生していません。 実際調べてみると、こんな感じです。 ばっさり切られてますよね(笑) ちなみにピアノの鍵盤の最高音は約4kHzです。

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    • 大部分の人は偏差値50前後

      学業の意味もあるし、スキルの意味もあるし、環境や親ガチャの意味でもある。 たしかに、トップクラスに行くことって難しいと思うんですよ。 ただね、多くの人にとって、平均以上とされるレベルに行くことはそんなに難しくはないと、僕は思うんですよ。 ここで、反論する人はいると思うけれど、あくまで比率の問題ね。

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      • 情報の功罪

        ある人は言う。 「あなたはアーティスト(高い芸術性と繊細さ)の皮を被った一般人」 ある人は言う。 「緊張することってあるんですか?信じられない」 ある人は言う。 「君は何でもできるから、どこでも生きていけるでしょ」 人がどう思うが勝手なんだけどぼくはこういう男なのだ。。

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        • 年収が古巣オケの倍になったとしても

          平均年収には届かないです。 かなしいスタートで出発の執筆です。 話は少し遡りますが昨晩はキャンドルライトコンサートで演奏してまいりました。かれこれ10回以上出演させてもらっています。 いやはやありがたいことです。 そんな仕事のさなか、古巣のプロオケでお世話になっていた同僚にばったりと遭ったのです。 彼自身、オケ団員をやめてそのオケの事務に転職していたのですが、数年前に外部のホールの職員として再就職していたのです。 小話がてら 「いやあ、僕たちも夫婦も40過ぎて、この

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        記事

          密室

          SNSで賑わしていた問題はこれかあ。 >にじさんじVTuberへの盗撮/暴行疑惑 この人とは直接関わりないけど、仕事で関わりのある人を1人経由すると結構繋がる人。実際、近年ではレコーディングの機材などでもアンバサダーなどでその名を見る日は多かったです。 僕自身、若い女性との関わりはどうしても多いです。 演奏家同士、ということもあり、かなり物理距離的に近いところで仕事をすることも少なくありません。昨晩も超狭小スペースでヴァイオリン3人(2人は僕より若い女性)で演奏してきた

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          それって守るほどの技術ですか?

          「それをやると、クラシックを弾く技術が落ちるから」 クラシックを演奏する人に、これを言う人は一定数います。 要は、タンゴやケルト、ジャズなどを新たに勉強すると、いま稼いでいる根底にあるクラシックの技術が揺らいでしまい、信用を失う可能性があるから、あえて他ジャンルのスキルを得ない。 という言い分です。 そのとおりだと思います。 私もプロオケにいたとき、同時にケルトバンドに所属しケルトをたくさん弾いていたので、その勉強をしているときは「ケルトの味」がそのままクラシックに

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          それって守るほどの技術ですか?

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          自分のために何ができるか、手の内のカードの中で考える、利己的な選択

          なんか偉そうなタイトルですが、ちょっと過去を振り返りつつ考え事してます。と思ったら、似たような内容がYouTubeにあったので先に載せてます。 僕が書いたのはほとんどはクラシックバイオリン奏者として、ですね。 これまでもいままでも、他者や環境を利用する、というのはいくらでもあったんです。誰かに頼ったり、迷惑をかけたり、とか、そう言うのでは無くて、自分のために何をするのが得なのか。 僕は、まあそういうイヤラシイ性格なんです。 小学校・中学校の時 【親の目を盗む】 両親

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          自分のために何ができるか、手の内のカードの中で考える、利己的な選択

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          表向き言えないこと【キャンドルライトコンサート】

          昨晩はキャンドルライトコンサートという企画のコンサートに出演してきました。 https://s-violine.com/index.php?QBlog-20240915-1 この企画も昨年夏から計10回の出演をさせていただき、その客層もさまざまで、主催が外国の企業で選曲も日本基準ではなく、奏者としてもなかなか勉強になる事が多いな、ということが多いのです。 チケットも外国基準なのかかなり高価で A~D席まであり、価格は約4000〜8000円 葉加瀬太郎さんなどの超有名な

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          表向き言えないこと【キャンドルライトコンサート】

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          金持ちと言われてイライラする例のあれ

          こちらはツラツラとそういう偏見に対する愚痴を書き連ねております。 いわゆる「言いたい奴には言わせておけ」案件です。 見たい人はどうぞ買ってみてください。 今日も「バイオリンやってるなんて金持ちのボンボンのイメージがある」と言われた。 優雅なイメージ。 親がクラシックを嗜む気品なイメージ。 習い事の最高峰。 楽器は億単位のもの。 才能に溢れた人間だけが弾きこなせるイメージ。

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          僕のサボり方 〜②ソロ演奏編〜

          タイトルに惹かれてクリックしてしまった方、こんにちは。 バイオリン奏者の松本一策です。 サボり、とは何らかの結果を得るために試行錯誤する方法であることは、聡明な読者であれば分かると思います。洗濯機しかり、PCのショートカットキーしかり、それはバイオリンの演奏のような、極めて特殊な業態であっても同じ事です。 さて、「ソロの演奏」と言っても様々です。 情熱大陸のようなプロなら誰でも弾く機会に恵まれる簡単な曲から、パガニーニのカプリースのような1ヶ月練習してもまともに弾けないよ

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          僕のサボり方 〜②ソロ演奏編〜

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          僕のサボり方 〜①オーケストラ編〜

          世間では会社に入ったら後は勉強もせず給料貰って適当に仕事してたらいいのよ、なんて話をよく見ますが、クラシックの演奏家ってほんと真面目な人って多いんです。 プロオーケストラに入っても、なかなか手を抜く事なんか出来ません。 簡単な楽譜でもアンサンブルを要求されると気が抜けませんし、中には1日や2日引き篭もって自宅練習しても間に合わないような難しい曲も普通にプログラムに入ってきます。 そう。 プロオケは給料が安いことで有名ですが、その労働内容はかなりの部分が気を抜けない技術職

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          僕のサボり方 〜①オーケストラ編〜

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          同業と飲み会に行った話(X年ぶり)

          とりあえず、読まれたくない話なので有料です。そしてこのノートを買う人に何の得もない内容なので、封印の意味も込めて。 なにせ、最後に同業者と仕事抜き(上下関係がほとんどない)で飲んだことがあるのっていつぶりなんだろう?と思うほどです。 多分、、、 6〜7年ぶりくらい?

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          同業と飲み会に行った話(X年ぶり)

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          宅録に高級マイクは必要か?

          どこからが高級マイクなのか? という問いには、ここでは「10万円を超えるマイク」という定義にしておこうと思う。 宅録の仕事は2017年頃から始め、もう7年くらい個人受注している業務です。 携わった作品もプロアマ問わず、アニメやドラマなど幅広いです。 参考はこちら 依頼によって得た収益は、できる限りクライアントに選択肢をと思いマイクやプリアンプを買って使用し、少しずつその数は増えています。 今持っているマイクの代表は となります。値段の枠は75000〜300000円(

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          バイオリン奏者が楽器の値段を言いたくない理由

          「そのくらい察しなさい」 と言いたいところですが、まあとりあえず書いていきます。 おもに3点①防犯の意味 これは理解できますよね。 日々、メディアで名器ストラディヴァリウスがうん億円という報道をされ、僕たちは行く先々でその名前を出され、「そんな高いわけないじゃない」「そんな世界で何十本しかない楽器をどうして私が持ってると思うの」とか言うのはもはや恒例行事、社交辞令。 そうでなくともクラシック系のプロ奏者ともなると皆さん数百万円、中には1000万円単位の楽器を持っている

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          「作曲で飯を食う」類の記事のタイトルを見て思うこと

          その道で食べてる方の記事をSNSでしょっちゅう見るのですが、私もどケチな性分でそこにお金をかけてまで読んでいないのが現状です。せめて自分の記事が売れたら、そのお金を使って購入して読めれば家族にも言い分が通るかなって思っているのですが、なかなかその域には至らず・・・ そもそも僕自身が買う価値があるのかどうかもわからない投稿ばかり続けているので、ただただ自分のセルフマネージメントが下手なだけなので、このままズルズル行っちゃうと、もう取り返しがつかないかもしれません・・・ さて

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          「作曲で飯を食う」類の記事のタイトルを見て思うこと

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          「〇〇代からはこうすると成功する」って意識高い系のアレコレ

          20代はこうするといい 30代はこうするといい 40代はたのしいぞ なんて、年上の人たちが分かったようにエラソーに言ってる動画や文章をとにかくよく見るんです。 そう言いながらもいつも人生に不安な僕はそれを見て「あー、僕のやってきたことは間違ってなかったんだなー」とか思ったりて胸をなでおろしている1人です。 要は占いと同じで、自分の人生を肯定してほしいけど、そういう人が周りにいないから動画や記事に慰めてもらいたいだけなのかもなーっておもったり。 それは僕自身が脱サラして

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          「〇〇代からはこうすると成功する」って意識高い系のアレコレ

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