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海外インターナショナルスクール編入準備の盲点:英語力だけじゃない「ITスキル」

インターナショナルスクールへの編入を考えると、英語力が必要なのは当然と思われがちですが、実はそれだけではありません。近年、もう一つ大きな課題となっているのが「ITスキル」です。これは特にヨーロッパやアジアをはじめとした国々のインター校で顕著です。



幼稚園から始まるIT教育

多くのインター校では、幼稚園の段階からIT教育が始まります。コンピューターを使った授業が組み込まれているだけでなく、タブレットやPCを日常的に使用します。一部の学校では、小学生の段階で1人1台PCを持参するケースも少なくありません。

授業内容は、PCやタブレットの基本操作から始まり、学年が上がるにつれてそのスキルは高度になっていきます。また、技術だけでなく、ネットいじめの防止や個人情報保護、正しい情報収集方法などのITリテラシーも学びます。

さらに、多くの学校では、教育用アプリが日常的に活用されています。たとえば、Duolingo(語学学習)、Kahoot(クイズやテスト形式の学習補助)、Puppet Pals(物語作成やプレゼン用ツール)などは、楽しく学びながらスキルアップを図るために効果的です。これらのアプリは、生徒が主体的に学べる仕組みを提供しています。


中高生のITスキルは社会人レベル

セカンダリースクール(中高生)では、Microsoft OfficeやGoogle Workspaceのツールを駆使した作業が当たり前です。宿題もほぼオンライン化され、小学生のうちからその準備が進められます。

また、学校生活を管理するために使われるManageBacのようなプラットフォームにも習熟する必要があります。これは、課題の提出や学習進捗の管理、プロジェクトの計画など、IBプログラムをサポートするためのツールで、多くのインター校で標準的に採用されています。

特にパンデミック以降、ZoomやGoogle Meetでの授業、Google SlideやPowerPoint、動画編集アプリを活用したプレゼンテーションが一般的になり、ITスキルはもはや不可欠なものとなっています。


日本からの編入生が直面する課題へのヒント!

英語力のハードルに加え、ITスキルの差が編入生の大きな壁となっています。しかし、ITスキルは短期間で身につけることが可能です。英語の勉強と並行して、日本にいる間からPC操作やタイピング、教育アプリの活用に慣れることを強くおすすめします。

たとえば、Duolingoで語学力を高めつつ、Kahootでクイズ形式の学習を楽しみ、Puppet Palsで創造的なプレゼンの練習をするといった方法は、英語力とITスキルの両方を効率よく伸ばす助けとなります。


未来を見据えた準備を

インター校への編入を成功させるには、英語力とITスキルの両輪が必要です。この準備をしっかり整えることで、編入後のスムーズな学校生活が実現します。

子どもたちが新しい環境で成長できるよう、大人も一緒に学び、サポートしていきましょう!

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