ケンブリッジ国際カリキュラムとは?
ケンブリッジ・アセスメント・インターナショナル・エデュケーション(以下、ケンブリッジ国際)は、英国ケンブリッジ大学傘下の教育機関です。世界中のインターナショナルスクールで採用されており、国際バカロレア(IB)と並ぶ国際教育プログラムとして広く知られています。対象は5歳から19歳で、学年に応じた資格取得や進路に直結した学びを提供しています。
ケンブリッジ国際カリキュラムを採用するインターナショナルスクールでは、問題解決能力や批判的思考力、自主研究、協働、プレゼンテーションスキルといった、グローバル社会で成功するためのスキルを体系的に身につけることができます。これらの能力は、進学やキャリア形成だけでなく、世界中の多文化環境で活躍する上で重要です。
また、インターナショナルスクールでの教育では、**PSHE(Personal, Social and Health Education:人格的・社会的・健康教育)**が重要視され、学生のソーシャルスキルやプレゼンテーション能力の向上が図られています。ケンブリッジ国際では、これをカリキュラムに統合し、日々の授業や課外活動を通じて学生の成長をサポートしています。たとえば、プレゼンテーションの実践は日常的に行われ、学生たちはチームでのプロジェクトや討論活動を通じて協力の重要性を学びます。
さらに、ケンブリッジ国際カリキュラムを採用する多くの学校では、生徒会活動や学校運営プロジェクトへの参加が奨励されています。これにより、学生はリーダーシップを発揮し、多様性を尊重する地球市民としての基盤を築く機会を得ます。
年齢に応じた5つのプログラム
ケンブリッジ国際カリキュラムは、各学年の学習段階に応じて以下の5つのプログラムで構成されています。
(Cambridge Early Years) 3-5歳
遊びを通じた学習プログラムで、以下を含む:・全体的なカリキュラム・魅力的な教材・進捗を測るためのサポート6つのカリキュラム領域には、個人・社会・感情面での発達が含まれます。
(Cambridge Primary) 5-11歳
英語、数学、理科、ICT、グローバルな視点、美術など多様な科目を学習。プログラムの最後には、チェックポイントと呼ばれる評価テストがあり、学習成果をフィードバック。
(Cambridge Lower Secondary) 11-14歳
三年制プログラムで、初級の内容を発展させた学びを提供。チェックポイントテストでは、特に英語、数学、理科の成果を分析。研究型レポートでは教員とケンブリッジが共同採点。
(Cambridge Upper Secondary, IGCSE) 14-16歳
世界で最も普及しているカリキュラムIGCSEを採用。2年間で5〜8科目を選択し学習。評価結果は国際的に認められ、大学入試の一部として活用可能。
(Cambridge Advanced, AS & A Level) 16-19歳
高等教育準備プログラム。ASレベル(1年)またはAレベル(2年)を履修。選択科目は大学進学を見据えた専門性の高い内容が特徴。
試験結果は一流大学で高く評価。
ケンブリッジAレベルを選ぶメリット
興味のある科目に集中できる柔軟性
学生は得意科目や大学進学に必要な分野に集中できます。履修科目は3~4科目が推奨されており、深い専門性を持った学びを追求可能です。学びを通じたスキルの向上
ケンブリッジ国際カリキュラムでは以下の能力を育成します:深い教科内容の理解
自律した学習者としての習慣
日常的な問題や新しい課題への応用力
情報収集と評価のスキル
論理的思考と明確な表現力
進路変更が可能な柔軟性
学びの中で興味の変化があった場合でも、履修内容の見直しが可能です。この柔軟性により、大学進学時に最適な選択を行うことができます。
インターナショナルスクールにおけるケンブリッジの魅力
ケンブリッジ国際カリキュラムは、単なるフレームワークにとどまらず、他の国際カリキュラムや学校独自のプログラムと組み合わせることで、独自の教育環境を構築することが可能です。
インターナショナルスクールの学生が多文化環境で活躍し、学びを通じて自己を磨くために、ケンブリッジ国際は最適な選択肢の一つと言えるでしょう。
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