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行政書士事務所開業当時の失敗
行政書士会に登録するとき必ず必要なのが事務所だ。
事務所がないと行政書士会に登録が出来ない。
僕が行政書士事務所を開業してすぐに後悔したことは、独立した事務所を賃貸したことだ。
僕の中で行政書士事務所を開業したら「自分の城を持ちおしゃれなデスクで仕事をする」という理想があった。
そして、開業してすぐにその理想を実現した。
しかし、地獄はそこから始まる
いくらおしゃれなデスクで仕事をしても集客には繋がらない。
自分の城といっても、開業したばかりで何一つ積み上げたものがないから張りぼての城でしかない。
僕は半年間売り上げのない事務所に家賃をひたすら払い続けた。
今考えると、開業してすぐに独立した事務所を持つ必要は全くなかったのだ。
無駄な家賃を払うよりは広告費に回して集客に力を入れるべきだった。
独立したもう一つの理由として、クライアントに自宅を知られたくないというのもあった。
自宅を事務所登録すると、自宅の住所が公開されるからだ。
もし僕がこれから行政書士事務所を開業するなら絶対にシェアオフィスで事務所登録するだろう。
シェアオフィスで事務所登録すれば自宅住所が公開されることはない。
行政書士業務の大半はパソコン作業なのでどこでも出来る。
なのでシェアオフィスはクライアントとの打ち合わせをメインにして、作業は自宅でする。
足で稼ぐ営業なんてものは既に存在していないので、集客もどこでもできる。
開業したばかりで仕事のない僕は、誰もいない事務所で「一体これは何の時間なんだ。俺は一体何をやっているんだ」と毎日考えては落ち込んでいた。
形ばかりの理想を必死になって実現して、肝心の中身を育てなかった開業当時の自分が恥ずかしい。