フルーツプラネットハウス 7月
この惑星は「フルーツプラネットハウス」
フルーツの形をした惑星だからこの名前にした、とても安直なネーミングだ
ここには不思議な生物が住み着いている
その不思議な生物を観察することが毎月の楽しみである
さて、今回はどのフルーツに住み着いているのだろうか
先月は忙しくて、更新が遅れてしまった
さぁ はじめようか
夜、鈴虫の鳴き声を聴きながら望遠鏡を覗き込んでいた
新しい惑星が月夜に照らされてゆったりと浮かんでいた
薄紅色に輝くそれは
モモの惑星だ
この惑星があの謎の生物「ギー」の新しい住処のようだ
バルコニーのような作りに1人掛けのカウチソファーがある
そこに謎の生物「ギー」は居た
横になって眠っているようだ
月光浴を楽しんでいるその姿に
夜風に当たる気持ちよさが伝わってきた
横になっている姿は初めてみたが
よくよく観察してみると
足の裏が見えている
ピンク色の足の裏は
桃と同じ色をしていて柔らかい肉球を連想する
猫のようであるが
それは想像でしかない
触って確かめられない事が悔やまれる
新たな発見と共に謎が深まるばかりだ
「ギー」についてはまだまだ観察が必要だ
観察を続けてみるとしよう
月に一回記録をまとめてみる
ではまた
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謎の生物「ギー」
記録者「???」
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絵・文:一色十秋
ここまでたどり着いていただきありがとうございます。気に入っていただけましたら幸いです。またのお越しをお待ちしております。