【地球の裏側放浪記】灼熱の台北🇹🇼《Day1-2》
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2024-08-29 Day1
a.m.04:00
こんな早朝に私は羽田空港第3ターミナルにいた。もちろん睡眠はほとんど取れていない。そうまでして羽田にいるのはもちろん旅行に行くため。約1年ぶりに海外に行こうと思っている。期間は約5週間。
チェックインカウンターに向かうと既に大行列ができていた。私が乗るのはMM859便。Peachの台北🇹🇼行きである。
イミグレーションを済ませ、搭乗口に向かう。
途中セブンイレブンがあったので、空港価格か...と覗いてみるとなんと麦茶が108円!
えぇ、、、
安いのは有難いし、これは日本のいいところなのかもしれないが、ここでグイグイいけないのはこの国の弱みかもしれない。
搭乗口に着いたがまだ飛行機は来ていない。
さすが、機材の回転率で儲けを出すLCCだ。
05:00ごろにようやく飛行機は姿を現し、ほどなくして搭乗が始まった。
05:55、定刻通りMM859便は羽田を離れ、過去最長となる予定の私の旅は始まった。
機内では睡眠したり、ネトフリでiPadにダウンロードしておいた映画『Kingsman』を見たりして過ごした。
余談だがダウンロードしたのが実はPart2で、Part1を見ていない私には少し理解が難しかった。
日本では920hPaという最強クラスの台風10号が接近しており、連日ニュースになっていたが、飛行機はそれを避け、多少揺れながらも8:20頃、定刻より若干早く臺灣桃園国際空港に到着した。
イミグレーションを通過し入国。人生初台湾🇹🇼!
まずは台北MRTの駅に向かい、悠遊カード(Suicaのようなもの)を購入。台北市街を目指す。
電車は30分ほどで終点の台北駅に到着した。
とりあえず荷物を預けるために、今晩の宿Le Passageに向かう。
宿は台北駅のお隣、善導寺駅から徒歩1分だが、もったいないので1駅分歩くことにした。
道中では松本清などの日系企業や日本語がたくさん見れた。
荷物を預け、向かうは中正紀念堂。
メトロでもいいがまた歩くことにした。
しかし台北はとても暑い。
とんでもない量の汗をかいた。
セブンイレブンでは日本の麦茶なども売られており、水へのアクセスは日本と同じくらいしやすい。
道中、立派な看板があると思ったら國立臺灣大学醫學院があった。
台湾大学は日本統治時代に台湾帝国大学として設立された大学である。
今、日本では旧帝大といえば七つだが、当時は台北と京城(ソウル)にも帝国大学は置かれていたのである。
しばらくして自由廣場に着いた。
人がわらわらとおり、デモ?っぽいプラカードなんかも散見されたが、デモの様子はない。なんだったのだろうか。
「自由」というのは現代台湾の重要な要素であり、もはや存在意義とさえ言えるかもしれない。そんな名前のついたこの広場はただひたすらに広かった。
ここではあちこちで日本語が聞こえた。おまけに日本人に英語で写真撮影を頼まれる始末。日台の結びつきは強いのだと改めて感じた。
自由廣場の奥には蒋介石(蒋中正)を讃えた中正紀念堂がある。
強い日差しが照りつける中、中央に青天白日の描かれた白い階段を登るのは非常に大変であった。
紀念堂の中には蒋介石の銅像があり、背後には「倫理」「民主」「科学」の文字が掲げられている。
少々日陰で休憩し、自由廣場と中正紀念堂を後にする。
次にやってきたのは民国総統府。
私が台北で一番楽しみにしていたのがここである。いかにも明治期な西洋式レンガ建築。1919年に日本の手によって建てられた台湾総督府がそのまま使われているのだから驚きだ。ただ内部の見学は現在一時中止になっており、それだけが残念だった。
今も今年の総統選で選ばれた頼清徳氏がいるのだろうか。
台湾のトップがいるだけあって、警備が厚く居心地は良くないので、早々に去ることにした。次に来たのは西門紅楼。ここは日本時代に建てられた公営市場で、現在は土産屋やカフェが入居する施設にリノベーションされている。
韓国人女性に写真撮影を頼まれたりしつつ、付近で昼食を探すことにした。
やってきたのは天天利。行列ができているが回転は速い。すぐに自分の番が回ってきて魯肉飯(大)を頼んだ。たったのNT$55(≒¥250)だ。
味は濃いが美味しかった。
この回転の速さを妨げたくないので、食後はすぐに退店する。
それにしても外は暑い。休めるカフェに行きたい。ついでに台灣といえばタピオカでも飲みたい。しかしいろいろ店を探したが、タピオカはスタンド形式の店ばっかりで、涼しい店内で休めるようなところはなかった。
仕方ないので次の観光に向かうことにした。
MRTを乗り継ぎ、終点の象山駅にやってきた。MRTは駅構内、車内ともに飲食禁止なので、暑い台北では喉が渇いて困る。
これから行くのはあの有名な台北101。しかし金欠バックパッカーにそんなものを登る金はない。だから近くの山を登ってそこから見ることにした。台北101、中から見るか、横から見るかである。
20分ほどかけて象山煙火平台まで登ってきた。道中は想像よりもかなり急で、観光客など1人もいなかった。いるのは現地のトレッキングを楽しむご老人たちだけ。中国語で話しかけられるが、何もわからない。少し勉強しときゃよかったか...
景色は残念ながら曇り!超曇天である。残念。さっきまで日差しが照りつけて暑かったが、いつのまにか天気が変わっていたようである。遠くからは雷鳴がゴロゴロ聞こえる。山の上で雷に打たれでもしたらたまったもんじゃないので、少し休んで下山を開始した。
丁度山を降りると雨がパラつき始めてきた。マズイな。小雨は30秒もしないうちに豪雨に変わった。日本から持ってきたボロ折り畳み傘は何回もひっくり返り、ズボンの裾はびちょびちょに濡れたが、なんとか象山駅までたどり着いた。
時間ももう14時半ということで、MRTで宿のある善導寺駅まで向かった。近くのスーパーで飲み物、軽いスナック、それに折り畳み傘を購入し、宿にチェックイン。かなり綺麗なホステルで早々に身を休めた。
1時間ほど休み、市外に繰り出す。早めの夕食をとり、今日は早々に寝ることにした。いかんせんPeachの深夜便のせいで寝れていない。
宿から少し歩き、水餃子専門店にやってきた。炸醤麺と水餃子を頼む。店内のテレビでは「愛犬帯来幸運気 大谷翔平炸裂42轟42盗」のニュースをやっていた。デコピンが始球式をして、大谷が42-42を達成したニュースである。CMも日本語がたまに出たりしていて、ほんとに日本にいるのと変わらない。
水餃子専門店なだけあって、水餃子は爆速で提供され、味もバッチリだった。
食後は宿に戻りシャワーを浴びたが、ここで事件発生!なんとシャワーヘッドを落としたら根本からパキッと割れてしまった。本当に申し訳ない思いで謝りに行ったら許してくれた。¥2,000しか払ってない1泊の旅行者が申し訳ない...
2024-08-30 Day2
今日はチェックアウトのリミット11時ギリギリまで宿に滞在し、チェックアウトした。荷物はもちろん預かってもらっている。
MRTとバスを乗り継ぎ、やってきたのは國立故宮博物院。ちなみに道中のバスはかなり運転が荒かった。
バス停を降りるとバーン!と階段が目に入る。とにかくどでかい。
チケットを購入し、早速中を拝見させていただく。
まず驚いたのが(言われてみれば当然のことなのだが)、この博物館の収蔵品、台湾のものだけではない。中華民国が集めた、中国大陸の様々な物品が収蔵されている。
そして数がとても豊富!しかし、いかんせんゴリゴリの理系で全く教養がない私には、その収蔵品で知っているものは白菜だけだった。
まあ実際これが一番人気の展示品なようなので、いいんじゃないかな?
というわけで、白菜以外に知ってるものがない私が綺麗だな〜と感じたものをいくつか紹介しよう。
2時間半ほど滞在し、バスとMRTで台北市街に戻る。昼食は迷ったが吉野家にした。なにしろここから5週間、日本食から切り離されて過ごす。食べれるうちに食べておこう。
腹をいっぱいにしたら、宿で荷物をピックアップし、次はお土産探しである。次の目的地では友人宅にお世話になるので日本で買ってきたお土産のほかに台灣土産を買い足す。
パイナップルケーキ、ほろよい、折り畳み傘を購入し、MRTでいよいよ空港に向かう。
桃園国際空港のターミナル2には16時半頃に着いた。
出国は自動化されており、かなりスムーズ。5分もかからなかった。さすがIT王国台灣である。
しかし私のフライトは20時。まだ3時間以上ある。なぜこんなに早く来たのか?
なんと、ここ桃園空港には無料のシャワーがある(T1,T2の出国,入国それぞれにある)。あまりにも神すぎる。混んでたらどうしようと思いかなり早めに空港に来たがそれは杞憂だった。
暑い台北でかいた汗を洗い流し、わざわざ制限エリアに持ち込んだ服に着替える。これでフライトへの準備万端!
喉が渇きやすい体質なので、水を1本買おうとしたが、自販機が紙幣やクレカを受け付けておらず、買えなかった。まあ次はLCCじゃないしいいか。
さて、そしていよいよ搭乗口に向かうと既にたくさんの人が待っていた。次に乗るのはエバー航空BR56便。行先はCHICAGO/シカゴ🇺🇸!!
搭乗を済ませると、飛行機は定刻通り20時頃に台北を飛び立った。
機内食を食べたり、『インターステラー』や『僕のワンダフルライフ』といった映画を見たり、はたまた寝たりして、14時間のもロングフライトを過ごした。空港で水を買えなかったのが響いて、何度もギャレーにCan I have water?と聞きに行く水大好き人間になってしまった。
20:40頃、飛行機は無事シカゴ・オヘア国際空港に到着した。しかしここからが長かった。ひたすらに地上走行を続け、スポットインしたのが21:50。実に1時間以上地上を彷徨っていた。疲れた...
飛行機を降り、イミグレーションに向かう。英弱すぎてイミグレの英語すら聞き返してしまった。この先が思いやられる。なにはともあれアメリカ🇺🇸入国完了!
深夜の空港にはとんでもない数の車が迎えに来ていた。さすが𝓤𝓷𝓲𝓽𝓮𝓭 𝓢𝓽𝓪𝓽𝓮 𝓸𝓯 𝓐𝓶𝓮𝓻𝓲𝓬𝓪🇺🇸!!
そんな私の今日の宿はターミナルの座席!!というわけで降り立ったT5からATS(ターミナル間シャトル)でT2に移動。
Departureは席がなかったので、Arrivalに移動し、無事席を確保。
というわけでターミナル泊の第一関門は突破。続きは次回記事に書くことにします。
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