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【1ヶ月海外放浪】愛すべき街イスタンブール②🇹🇷《Day20-21》

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2023-09-24 Day20

 アテネから16時間かけてやってきたイスタンブール。9/14以来の11日ぶりである。前回来た時より涼しくなっていた。

 トルコに戻ってきた高揚感を抑えつつ、メトロ1号線に乗る。車内放送が懐かしい。10分ほど乗車しTopkapı-Ulubatlı駅で降りる。ここにはビザンツ帝国(東ローマ帝国)時代の城壁がある。

 まだイスタンブールがコンスタンティノープルと呼ばれていた4〜5世紀、ビザンツ帝国は首都を守るために、この都市を囲う城壁を作り上げた。そこから約1,000年にも渡ってコンスタンティノープルを外敵から守ったが、1453年のオスマン帝国の侵攻により遂に陥落した。城門の鍵の閉め忘れが原因であった。

 トラム1号線に乗り、市内中心Karaköy駅で降りる。今日の昼飯はトルコのケバブチェーン店SR Dönerでドネルケバブを頂いた。久々のケバブは美味しい。

 食後は海沿いを歩き、この街の雰囲気を楽しむ。今日もボスポラス海峡はたくさんの船が航行している。

 1時間ほど歩くとドルマバフチェ宮殿に着いた。歴代オスマン帝国皇帝が住み、トルコ初代大統領のムスタファ・ケマルが亡くなった場所でもあるこの王宮は観光客でごった返していた。道路の反対側にはサッカー、トルコ・リーグの名門ベシクタシュJKのホームスタジアムが建っていた。

ドルマバフチェ宮殿

 トラムに乗り、イスタンブール中心部まで戻り、今日のホステルにチェックイン。1人1泊1,500円なのに清潔で快適そうだ。ホステルのスタッフもめちゃくちゃ冗談を言う明るい人で文句なし。
 ホステルで少しばかり休憩して、イスタンブールの街を歩く。グランド・バザール(バザール:イスラム圏の市場)を訪れたが、日曜日はその大部分が定休日らしい。残念。

グランド・バザール


 次に訪れたのはスレイマン・モスク。オスマン帝国の最盛期を築き上げたスレイマン1世の命により、16世紀に建設されたのがこのモスク。世界遺産にも登録されている。庭園ではムスリムによって蹴鞠(?)のようなものが行われていた。モスクの主礼拝所はドーム状になっており、頂点の高さは53mもあるんだとか。

 モスクの横には、スレイマン1世とその皇后や、スレイマン2世、アフメト2世の墓廟もあった。

 スレイマン・モスクから少し歩くと、ヴァレンス水道橋がある。ローマ期に建設された水道橋は、現在ではその下を数多もの自動車が通っていた。

 最後に、エジプシャン・バザールを訪ねた。こちらはグランド・バザールとは異なり、日曜日の今日も営業していた。ここでは主にドライフルーツなどの食料品や石鹸が売られていた。

 時刻は既に17時。お腹も空き始めてきた頃だ。屋台で売られているとうもろこしが美味しそうで、夕飯前に1本食べてしまった。
 夕飯はホステル近くのローカルなレストラン。トルコで食べる夕飯もこれが最後である。ここで余ったトルコ・リラの現金をほぼ使い切った。

 ホステルの同室のフランス人が、我々が日本人だと知ったとたん、"I love anime!!"と勝手にテンションを上げていた。ナルト見たことないって言ってるのに、"Naruto!!Naruto!!"と言ってやまない。アニメハラスメントだ。そのくせ"Do you know SPY FAMILY?"と聞いたら知らないようだ。最近一番流行りのアニメだぞ。アニメは全く詳しくないが、日本人として必修科目なのかもしれないとも思った。




2023-09-25 Day21

 今日はいよいよトルコを出国する。

 朝食をパン屋でとった。1つ10TL(≒50円)程度と安かったが、かなり美味しかった。すぐに地下鉄に乗り、イスタンブール空港を目指す。しかしこのイスタンブール空港、2018年に開港したばかりでまだアクセスが悪い。とにかく時間がかかった。
 空港にアクセスする地下鉄車内の吊り革には、エルドアン大統領の写真が掲げられていた。まるで「私が作りました」とでも言いたげだ。もっと便利にしてください!!

 乗り換えもかなり歩くし、空港駅に着いてからもかなり歩かされた。もう成田空港のことを「遠い」なんて2度と言えない体になってしまった。
 空港は新しいだけあって綺麗だった。ただFree Wi-Fiが1時間限定なのは国際空港としてどうなの...

 ここでA君とは別れる。彼はソウル経由でこのまま日本に帰国する。私はもう少しだけ旅行を続ける。

 イスタンブール空港で軽食を取ろうかと思っていたが、この空港はこの旅行最大のボッタクリ空港だった。市街地なら2Lで4TL(≒22円)の水が、500mlで39TL(≒220円)である。空港だからしょうがないとはいえ、羽田空港より高いのは流石に...と思い我慢することに。

 そうこうしているうちに飛行機の時間も近づいてきた。次に乗るのはイスタンブール15:30発、ターキッシュエアラインTK1663便。目的地は...
 HAMBURG
北ドイツ🇩🇪の大都市、ハンブルクである!

 飛行機は定刻通り出発した。
  Goodbye!! Türkiye!!
  Goodbye!! Istanbul!!

 ハンブルクまでのフライトは約3時間の予定。機内アミューズメントにあったTOPGUN/Maverickを今さら見た。もう公開から1年以上たち、ブームも終わっているというのに。

機内食もGood

 私がつくろいでいる間も飛行機は飛び続け、ハンブルク国際空港には定刻通り、17時半頃に到着した。

今回の旅行で2度お世話になったペガサス航空もいた。




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