【1ヶ月海外放浪】最高で最悪なミュンヘン🇩🇪《Day3》
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2023-09-07 Day3
タイ国際航空924便はバンコクをあとにすると、順調に高度を上げていく。0:50発なのでてっきり機内食は軽食程度かと思っていたが、普通にしっかりとしたものが提供された。空港で腹は満たしており食欲もないので断り(両隣の人も断っていた)、そのまま入眠。羽田→バンコクとは違い今度はしっかりと5〜6時間の睡眠を取れた。朝食の機内食はちゃんと頂いた。これがなかなか美味しかった。最近のエコノミークラスはひと昔前より格段にサービスが良くなっている。12時間のフライトはあっという間に終わり、朝7時半のミュンヘン空港に着陸。なぜか着陸の際に機内で拍手が起きた。切符の購入に戸惑ったりしながらも、市街地まで行く鉄道(S-Bahn)に乗車した。
ドイツ鉄道(Deutsche Bahn:DB)はなかなか悪名高い。現にこのS-Bahnも早速16分の遅延をしており、この先の旅に不安を覚えたりしつつ(この不安は的中することになるのだが)、無事9時頃にMarienPlatz駅に到着。地下から地上の出口にのぼると驚き!ミュンヘン市庁舎がでかでかと視界に入ってきた。
朝食をパン屋で購入するとき、店員さんに買いたいパンがうまく伝わらなかった。しかし、後ろのお客さんが手伝ってくれて無事伝わった。優しい。
その後ミュンヘンは特に予定もなかったのでぶらぶら歩いて観光した。外は14℃と、バンコクから来た人間にとっては少し肌寒いが、次第に暖かくなってきた。静寂で美しい街並みを楽しんでいると、なにやら横断幕が出ているのを見つけた。どうやらIAA MOBILITY 2023というモーターショーが開催されているようで、これもぶらぶら見て回ることにした。
IAA MOBILITY 2023はいくつかの会場があるが、そのうちの一つは1.5kmほどの直線道路で開かれており、会場の終点近くには勝利の門と呼ばれる門があった。ドイツって戦争に勝ったっけ?とか思ってたらナポレオンへの勝利らしい。古いなあ。
それにしても歴史のありそうな銅像と、モーターショーの車が共存している風景はなにか面白いところがある。
思ってたより魅力的なミュンヘンの街だったが、ゆっくりしてはいられない。私は12:43ミュンヘン中央駅発の列車を予約している。滞在予定時間はたった4時間なのだ。急いで駅に向かうと、何やら異様な雰囲気。電光掲示板には、乗る予定の電車とともに"Fällt aus"の文字が。何やこれと思い、急いでDeepLにかけると"Drop out"だそう。はあああああ〜(クソデカため息)
どうしたらいいのかわからないので近くのご老人に声をかけると、その方もプラハに行く観光客のようで困惑していた。乗る予定の電車、ドイツ鉄道の運行ではないため(線路はドイツ鉄道のを使う(?))、ミュンヘン駅には運行会社のスタッフもいない。何も把握できないので、しょうがなく警察官に聞いてみた。まずFällt ausの意味がよくわからないので、これはキャンセルされたってことですか?と聞くとそうっぽい。先ほどのご老人も加わり、訳を聞くと、何やらミュンヘン駅がDamagedしたようで、電車が動かせないらしい。そこでドイツ鉄道DBのHPを開くと、そこには絶望が。
もう今日のミュンヘン駅はダメそうですね。しかし途方に暮れていてもしょうがないので、バスのチケットを調べると、時刻は予定より4時間も遅くなるものの一応空きがあり、急いで予約。無駄な23.9ユーロの支出である。はぁ。ちなみに鉄道チケットは13ユーロでとった。なんでやーーー。
駅でごたごたしていたり、電車内で食べようと思っていた安いサンドウィッチを食べたりしたら、いつのまにかそこそこの時間が経っていた。それでもバスの出発の16:30までまだ2時間以上ある。だがミュンヘンで見たいものは見尽くした上に、足も疲労を溜め込んでいたので、おとなしくバスターミナルに向かうことにした。
16:20頃、目的のバス、RegioJetはプラットホームに到着した。座席にはモニターがついており、Free Wi-Fi、電源も完備しており快適そうだった。一方車内は大声で談笑したり酒を飲むものなどもおり、日本人にとっては少々騒がしかった。バスは定刻通りにミュンヘンのバスターミナルを出発すると、すぐに高速道路(アウトバーン?)に入り、渋滞につかまった。BMW博物館やオリンピックパークの横をゆっくりと通り過ぎると、いつのまにか眠りについていた。
目が覚めると窓から見える景色は暗くなっていた。バスは速度を落とし、停車した。街でもないのにどうしたのだろうと思うと、Operation Breakだそう。時計を見ると21時ちょうどで4時間半以上走ったらしい。ただ寝起きなのと英弱なのがあいまって、休憩時間がよく聞き取れなかった。thirty minutesと言っていたような気がするが確証がない。置いてかれたら困るので急いでお手洗いを済ませ、バスに乗車した。結果的に休憩時間は30分であっていた。
バスは再び走り出した。真っ暗な道路を走っていく。しばらくすると明かりが増え始め、バスも高速道路を降りた。もう遅い市街地には車は少なく、すぐに終点のバスターミナルに到着した。降り立った地は...
PRAGUE/Praha
チェコ共和国🇨🇿の首都・プラハである。
22時のプラハは静かだった。バスターミナル周辺の飲食店等もあまりやっている気配がないので、市内のトラム、地下鉄、バスの共通24時間券をアプリにて急いで購入し、地下鉄でホステルに向かった。ホステルのスタッフの英語が速すぎてほとんど聞き取れなかった。相槌だけうっといた。
ホステルは4人部屋で、着いた時は自分を含めて2人だった。もう1人はフランスからの女子で、同じくヨーロッパを旅しているんだそう。夜も遅いので急いで就寝準備し、床についた。
4時ごろに酒を飲んできたと思われる30代くらいの男性が帰ってきて、この人のうるさいいびきに起こされることになったのだが。
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