【地球の裏側放浪記】ミシガンでアメリカンライフ🇺🇸《Day3-6》
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2024-08-31 Day3
深夜0時のシカゴ・オヘア国際空港T2 Arrival。
とりあえず今宵の寝床(座席)は確保したが、肘掛けのあるタイプの席で全く眠れそうにない。
するとユナイテッド航空からメールが入っていることに気づいた。
要するに「あんたのフライトは乗務員の休憩時間確保のために1時間28分遅れるよ😄」って感じである。えぇ...
結局そのあと更に時刻変更があり、フライトは丁度2時間遅れ。はぁ...
おまけに途中で明らかに空港利用者でない身なりの人が隣にやってきた。英語がよく聞き取れなかったが、「自販機で水を買いたいんだけど」という感じで金をたかられてるような気がした。
嫌なので渋々Departureに移動した。席はなんとか確保したが寝られそうにない。結局10分くらいうたた寝し、時刻は3時。
水兵さんみたいな格好をした学生(?)が200人くらいカウンターに集まってきて騒がしくなってきた。もう寝られそうにない。
しばらく迷ったが睡眠は諦めて、シカゴ市街に出ることにした。どうせフライトは2時間遅延だし。
空港直結の駅からメトロBlue Lineに乗り込む。
電車はめちゃくちゃ揺れる。そして甘い匂いがキツイ。大麻だろうか?
ガラガラの車内で揺られること約40分。Clark/Lake駅で下車。ここで同じメトロのLoopに乗り換える。
地上に出てきて息を呑む。
高層ビル!!さすがアメリカ第三の都市。
そして有名な高架鉄道!スパイダーマンが止めようと頑張ってたやつや!
高架鉄道に一駅乗り、State/Lake駅で降りる。
ここは有名なシカゴ劇場のある場所。といってもなんで有名なのかは全く知らない。
薄らと明るい空と、橙の電燈がマッチしていてカッコいい!でも残念ながらネオンサインはついてなかった。そりゃ今6時だもんね。
少しだけ付近を散策する。
とにかくカッコいい街だ。高層ビルがひしめいている。ABCテレビのスタジオなんてのもあった。
まだ6時のシカゴ。やっているのはDUNKIN Donutsくらい。というわけで空港に戻ることにした。
空港行きの電車は行きよりも混んでいて、特にビジネスマンが目立つ。そして車窓からはキレイな朝焼けが拝めた。
空港に着き、激混みのセキュリティチェックを抜ける。
搭乗口付近の待合席でスマホを充電しようとしたが、コードを挿しても反応しない。近くのおじちゃんが「そこは壊れてるからこっち使いな」と教えてくれた。優しい😊
しかしみな2時間の遅延で表情が疲れている。
そしていよいよ搭乗が始まり、9:45、飛行機はあっという間に離陸。ミシガン湖を飛び越えて、約1時間でデトロイト・メトロポリタン国際空港に到着した。
空港からはMichigan Flyerというバスに乗り継ぐ。車窓にはいかにも"アメリカ"という景色が広がる。
こうして空港から約1時間、13時頃にバスは目的地Ann Arbor/アナーバーに到着した。この都市はミシガン大学という大学のためにあるような小さな都市で、ほかにドミノピザが本社を置いてたりもする。
ここで高校同期で、現在はミシガン大学の学生をしている友人(以下B君)と合流した。台北から実に30時間の長旅だったが、ここではB君宅に3泊ほどお世話になる。
余談だが、久々の再会で柄にもなくサングラスを掛けて驚かせようとしたが、B君も全く同じことをしてきた。これが彼と長くやれてい理由かもしれない。
B君宅に行き、食事をとり、外に出る。
まずはミシガン大学を散策。映画で見るアメリカの大学そのもので興奮する。
無料の昼食ブュッフェ(サンドウィッチとポテチくらいだが)なんてのもある。そんなもので食事支援するなら学費下げればいいのに...とも思うが。
さて、今日は街中がお祭り騒ぎ。
なぜか?実は今日はカレッジフットボールの開幕戦がある。
カレッジフットボールはアメフトの大学リーグで、MLBとも匹敵するレベルの人気度を誇る。そしてミシガン大学は昨季の優勝校。人気度は高い。
家の庭とかでも学生たちがお祭り騒ぎで盛り上がっている。
そしてそのままミシガン・スタジアムに到着。
券をアクティベートしていざ入場。
デカい!!!
大学がこんなデカいスタジアムを持ってるなんて凄すぎる!!!
券には一応座席番号が書かれているが、みんなそんなの無視。前の席、前の席へと行く。警備員に止められるが騙したり。これがU.S.A.か。
開幕戦とだけあって盛大なセレモニーが開かれる。上空からパラシュートで星条旗🇺🇸をはためかせた人が降りてきたり、USAコールをしたり、F*ck OHIO!!のコールをしたり(オハイオ大学がライバルらしい)、会場のボルテージは爆上がり。
と、そこで試合が始まった。
今回の観客席は学生席らしく、とにかくテンションが高い。観戦中はずっと立ちっぱなしで(しかも座席の上に立つ)、ずっと声を張ってるし、What's your name?なんて聞かれもした。
男も女も全員陽キャである。日本人はこれには勝てないな、と悟った。
ダウンのたびに音楽やコールが入るから全然試合が進まない。
途中、何度も立ちながら寝そうになった。そりゃ昨日はほとんど寝れてないからしょうがない。
試合も4Qに入りミシガン大学の勝利がほとんど確定したところで、混雑を避けるために先に帰る人もちらほら出始めてきた。
結局、22時半頃、試合時間もあと5分くらいのところで我々も帰ることにした。
結果は30-10でミシガン大学の勝ちだったらしい。観客はなんと11万665人‼︎甲子園球場ですら5万人も入らないのにだ。すごすぎる。
途中で夕飯配ってるところにも寄ったりしながら、歩いてB君宅まで帰り、この日は床についた。
2024-09-01 Day4
この日は一日ダラダラしながら、B君と思い出を語り合ったり、人生を語り合ったり。
お昼はハンバーガー屋で外食。高い!!!高すぎる!!!気にしてたら生活できないので、アメリカでは値段は気にしないことにした。このために節約してお金貯めてきたんだし。
一度B君宅に戻り、日本の友達と通話したり(深夜3時に出てくれてありがとう!)して、いつの間にか時刻は17時。
B君はバイトがあるので、その間1人で大学構内を見学する。とにかく日本の大学とは違いすぎて興奮!かっこいい!
途中青いユニフォームを着た女の子がいて、Dodgersかな?って思ったら中日ドラゴンズ高橋周平だった!びっくり!!なぜ???
次に来たのはミシガン大学芸術博物館(University of Michigan Museum of Art)。
正直時間だから暇つぶし〜。
色々な収蔵品があったけど、その価値はよくわからず...
日本の鎧と剣、鍔(つば)がたくさんあったのは面白かった。
そのあとはアナーバーの街のメインストリートを歩く。
といっても小さい街なのですぐに見終える。なんだかアメリカ映画に出てきそうな街並み。
アイスクリーム屋では陽キャな学生たちがワイワイしている。入ってみたかったけど、ここに単身突っ込むのは難しい...
さて、そろそろ夕食の時間。
Panda Expressに行こうと思ったが(アメリカで食べるPandaは何故かうまい)、なぜか開店していなかったので、安そうな麺の店に入った。
だがこれが大失敗!正直ほんとうに美味しくなかった。
Japanese Noodleとか抜かしてるけどこんなもの日本にないわ!なぜかパクチー入ってるし、醤油は甘ったるいし...まあ期待はしてなかったけどね。
その後はB君と合流し、今日はこれでおしまい。
夜は缶ビールと台湾で買ったほろよいを飲んだりして本当に楽しかった。10年来の友人なだけあるな!
2024-09-02 Day5
今日はドライブの日!
といっても運転はB君に全任せだが。国際免許持ってないし。
10時頃にアナーバーを出発したつもりが、忘れ物を取りに行ったり、一通だったりでたぶん街出たの10時半。
目的地は五大湖の一つ、ミシガン湖。
アナーバーからは150mileくらいらしい。ヤード・ポンド法がウザったるいがだいたい250km。
往路は下道で行くことにした。下道といっても広すぎるこの国ではずっっっと直線だし信号もない。
郊外に出るとだだっ広い庭の家がポツポツと。そしてちらほらと大統領選に向けたTRUMPの看板。典型的共和党員スタイルである。
それでも畑が一面に広がり、晴れた青空もあってめちゃくちゃ景色が良かった。
Taylor Swiftの曲がよく似合う。日本で聞くTaylorよりアメリカで聞くTaylorの方が心地よい。そりゃアメリカで書いた曲なんだから当たり前か。
途中ガソスタのコンビニで休憩。なんか買ったりしたが店員さんがフレンドリーでよかった。ここまでずっと早口英語に絶望してたから優しい対応にちょっと感動した。アメリカって都市より田舎の方がいいかも。
2件目のガソスタであたふたしながらセルフ給油したりしつつ、アナーバーから4時間ほどで我々はミシガン湖からほど近いHolland/ホラントの街に到着した。
この街はB君がインターンで1ヶ月ほど過ごした街なので、彼おすすめのレストランに行こうとしたがやってなかった。残念。
というわけでよさげなミシガン流ハンバーガーの店に入ったが、なかなか絶品だった。
店内ではミシガン州デトロイトに本拠地を置くデトロイト・タイガース 対 ボストン・レッドソックスの野球の試合のハイライトが流れていた。
ところが今日の私の服はレッドソックス吉田正尚のTシャツ。ガハハハハ。敵や。
ホラントから再び車に乗り、30分もしないうちに、ミシガン湖に面したTunnel Parkに到着した。
車を降り、公園の名前の由来であろうトンネルを抜けるとミシガン湖!
広すぎ!ほぼ海である。
淡水で海水浴できるなんてベタつかなくて羨ましい。
ちょっとした丘に登るとより遠くまで見渡せた。照りつける太陽が暖かくて気持ちが良い。人生を語ったりで40分くらいいた気がする。
帰りはフリーウェイだったが申し訳ないが寝てしまった...まだ時差ボケと疲れが抜けてないので...
スーパーに寄ったりしつつ、無事アナーバーに戻り、この日は床についた。
明日は早朝にアナーバーを発ち、飛行機に乗る。
2024-09-03 Day6
時差ボケであまり寝られなかった。
オンラインチェックインしようとしたら、ユナイテッド航空からメッセージ。オーバーブッキングで別便振替のボランティアを募集しているらしい。
バウチャーが貰えるので乗り継ぎ時間に余裕のあった私は応募したが、結論から言うと当選しなかった。残念。
4時台にB君の家を出た。楽しかった。ありがとう!!
クソ寒いなか少し歩き、無事4:45発のデトロイト国際空港行きのバスに乗車。
50分ほどでデトロイト国際空港Evansターミナルに到着し、朝日が昇り始めるなか何事もなく7:10発UA3516便 Newark(EWR)行きに搭乗した。
飛行機は2時間ほどで定刻通りニューアーク国際空港に到着した。
降りると近くには成田行きが止まってた。いいな。
乗り継ぎ便は14:30発。まだ5時間半あるが、市外に行くほどの時間はないので大人しくトランジット。全てが高いのでよくわかんないホットドッグを食べたりして時間を潰す。
すると、ユナイテッドからまたまたメール。なんと1時間15分遅れらしい。はぁ...またかよ。
Your safety is our priorityは免罪符ちゃうわ。ユナイテッドはもう使うことないかもしれない。
結局15時半ごろに搭乗し、16時ごろに離陸。ニューヨークを高層ビル群を見ながら、飛行機は進路を南にとり、ぐんぐんと高度を上げていった。
窓側席だったため一回もトイレに行かなかったフライトは約7時間半もかかり、現地時間22時半、無事、目的地のLIMA/リマ🇵🇪に到着した。
ここから旅は南米・中央アンデス編に突入する。
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(未更新)
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