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【投資】日本一の個人投資家、竹田和平さん

私が株式投資、特に日本の小型株投資に本格的に興味をもったきっかけは、竹田和平さんに関する書籍を読んだ2003年頃だったかと思います。2016年にお亡くなりになられ、最近はその名前を聞くこともなくなりましたが、自分にとっては、「こういう投資家になりたいな」と、今でも自分のスタイルのベースとなっているレジェンドです。


竹田和平氏とは?

竹田和平氏は、あの「タマゴボーロ」で有名な竹田製菓の創業者です(なのでタイトル画像はそこからタマゴボーロの絵を選んでます^^)。投資の分野においては、1997年に自主廃業を宣言した山一證券の株が紙屑になった経験から、大企業に対して個人投資家は無力だと実感(といっても、当時竹田氏は山一證券の個人筆頭株主だったようですが…)。それからは逆に中小企業の大株主として、一時は130社以上で10位以内の大株主に名を連ねていました。

そのスタイルは、まさに今で言うところのエンゲージメント。"企業との対話"というよりは、どちらかといえば上記紹介した本のタイトルにもあるとおり、"旦那さん""応援者"として、大株主としての存在感を発揮して投資先の経営者・従業員を励まし、背中を押していくスタイルでした。

「和製バフェット」と言われることもあったようですが、日本においても彼のようなお手本の投資家がいたということです。いま新NISAの導入や盛り上がる株式市場を背景に、「これから投資を始めてみよう」という個人投資家が増えてきている中で、(もう亡くなられてしまっていますが)あらためて注目を浴びてもいいのかな、なんて思ったりしてます。

竹田和平氏の投資スタイル

では具体的に竹田和平氏の投資スタイルとはどのようなものだったのでしょうか?いくつかネット上で拾える情報で整理してみると:

  • 情報源は「会社四季報」1冊で十分

  • 大企業より、小さな企業の分散投資

  • PERが業界平均よりも低い、またPBRが1以下など、割安株を探すべし

  • 株主資本比率が50%以上の安全性

  • 大株主に個人投資家の名前がある会社がよい

  • やる気のある会社(業績を伸ばそうとする意欲のある会社)を狙うべし

という感じでしょうか。そういえば、先日紹介した「わが投資術 市場は誰に微笑むか」の著者である清原達郎氏のスタイルにも通じるものがありますね。割安小型株フォーカス、そして四季報が大事ってことも。実際私もこの清原氏の書籍を読んで、竹田和平氏のことを思い出しました。


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