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【投資】【新NISA】こういう時こそ売るのではなく買う - 日経平均株価一時1300円安 中東緊迫化でリスク回避の売り(日本経済新聞)

今日(2024年4月19日)は今朝から軟調な株価の展開。前日発表されたTSMCの決算。先々の見通しにやや翳りも見え始めたようで、もともと半導体関連銘柄中心に売られていたところで、中東情勢緊迫化のニュースでさらに売り込まれる展開となりました。

こうした株価急落時、どう対処したらいいのでしょうか?


やるべき対応・考え方

まずは冷静に、"幅"ではなく"率"を確認

まず何よりも冷静にならないといけません。以前のnoteにも書きましたが、日経平均株価も4万円近辺まで来ると、同じ1%、2%でも、2万円だった頃と比較して変動幅は倍に増えます。

1,300円下落、確かに大きいですが、率でみれば2〜3%程度の下落であることを冷静に認識すべきです。

自身の投資ホライズン・スタイルを再確認

短期的な株価の下落。もし短期的な投資ホライズンの投資家(デイ・トレーダーで日々儲けたいと思っているとか)であれば、これは大きな話です。おそらくそういう人は、自身の取引ルール、ロスカットルールがあると思うので、それに従って自己資産の防御に徹する必要があります。

一方で、今後10年、20年先を見据えた投資を行っている長期投資家。また今年から新NISAを通して、長期的な観点で投資を始めた人。そういう人たちは、自分たちの投資ホライズンは超長期ですので、日々の市場の変動に一喜一憂してはいけません。特に、新NISAをきっかけに今年から投資を開始した人たちはこういった市場の下落に慣れてないところもあり、不安も大きいと思いますが、「投資、市場とはこういうものだ」と早く思えるようになったほうがいいですね。「こういう市場の下落もある」ということを心しておきましょう。

余力があれば徐々に拾っていく

こういう下落局面で、もし投資余力("ドライパウダー"と言ったりしますね)があるなら、適宜拾っていくのが有効です。現にいま、私もそうしています。もちろん、ドライパウダー全部を使うことはありませんが、「いい追加投資のタイミングが来たな」という程度で、少しずつ追加投資します。

まあ別の観点で言えば、いざという時のために「ある程度のドライパウダーは持っておく」ということも重要です。常に全額投資に回すのではなくて。投資配分、0か100か、というわけではありません。

やってはいけないこと

私は短期のデイトレーダーのことはよくわかりません。ですので、これに関しては長期投資家の目線で書きます。

びっくりして投資をやめてしまう

誰であっても、自分の投資している銘柄で損失が出るのは嫌なものです。私も証券会社の口座の"前日比"の欄、今日は見るのもツライです(笑)でも、ここでやってはいけないのは、ゲームから降りること。ゲームから降りてしまっては、その後の上昇相場に参加できません。過去、投資で大成功を収めた多くの偉大な投資家は、必ずと言っていいほどパニック相場時に大損を経験しています。でもその際、決して退場することはありませんでした。

逆にいうと、「大損しても退場しなくていい程度」の金額からまずは投資に振り分けるということが大事。そして「その投資金額なら大丈夫」と決めたら、あとは日々の変動には一喜一憂しないことです。

投資に向き・不向きはありません。自分のスタイル、投資ホライズンに合わせ、各相場状況に応じてどう対処するか。事前に準備できているかどうか、心構えができているかどうか、そういうところかなと思います。

#日経COMEMO #NIKKEI

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