見出し画像

【投資】日本株〜保有銘柄レビュー(2024年6月末時点)

さて早いもので2024年ももう半分が終了したということで、足元の日本株のポートフォリオの状況を確認してみたいと思います(新NISAは除く)。2024年初のレビューは以下のnoteをご参照ください。

この半年は色々と動きのあった期間でした。円安の状況を踏まえ海外不動産売却資金や米国株を日本円に還流。長期譲渡課税を支払った後、日本株の投資比率を増やしました。現時点で為替は160円台と更に円安に進行しているので、円転時期はちょっと早まったかな?という感もありますが、まあベストなタイミングを掴むことはほぼ不可能ですので、それはそれでヨシと自分を納得させてます(笑)

自身の日本株運用は、これまで目的・狙いに応じて「優良・安定銘柄枠」「極小時価総額枠」「中長期成長期待枠」と分けて管理していましたが、今回新たに「円高メリット枠」「J-REIT(物流)枠」「短期お遊び枠」の3つを追加しました。

以降それぞれの枠について見ていきます。


優良・安定銘柄枠

「優良・安定銘柄枠」は、とりあえずこれ買っておけば死ぬことはないでしょう(笑)という安心枠です。短期的な決算は気にせず、それで売られるならむしろ買いです。2012年末から保有しているNTT(9432)を筆頭に、信越化学工業(4063)、JT(2914)、ソフトバンク(9434)、どれも安定してリターンに貢献してくれています。この半年はNTT(9432)は苦戦しましたが、まあこの銘柄はこんなもんじゃないですかね。同銘柄、軟調な展開の中、しっかりと積み増ししてきました。

なおこの期間中、コメダ(3543)は売却しました。悪くはなかったのですが、ここのところずっとパッとしてなかったですからね。NTT(9432)、JT(2914)、信越化学工業(4063)、ソフトバンク(9434)の4銘柄で当面は十分に感じています。

優良・安定銘柄枠

極小時価総額枠

「極小時価総額枠」は、時価総額100億円未満、機関投資家の投資対象にもならず、割安に放置されている銘柄群。玉石混交ではありますが、その中から数銘柄に比較的大きめの額を投入。今流行りの「個人アクティビスト」ほどではないですが、株主総会等を通して、株主価値の向上を働きかけ、株価の上昇を狙います。

この半年の1番の動きは、これまでこの枠で足を引っ張ってきたデュアルタップ(3469)が突然株主優待制度の導入を発表、一気に株価が急騰しました。同銘柄は以前noteでも書きましたが、当方的には失敗銘柄でしたので、いい機会かと思い全売却しました。

極小時価総額枠

デュアルタップ(3469)の売却資金を元に、セレスポ(9625)のポジション積み増し、また新規でヤマダコーポレーション(6392)、光通信(9435)を購入しました。光通信(9435)は時価総額1兆円超の大型企業です。この枠には条件としては合いませんが、時価総額100億円未満の企業を調べると、よく大株主に登場するのがこの光通信(9435)です。極小時価総額枠の一部(代替)としてこの銘柄を組み入れるのは面白そうかなと思いました。

中長期成長期待枠

「中長期成長期待枠」は、今後3年から5年での株価上昇を狙う枠です。テーマ的には色々入っていて、別の言い方をすればごった煮、なんでもアリの銘柄群です。基本的には面白そうな銘柄に関し、割安度(低PER/PBR)、成長性(高ROE)、そして安全性(自己資本比率、ネットキャッシュ比率)等を確認し、悪くなさそうであればポートフォリオに組み入れてます。割安度、成長性、安全性、全てを同時に満たす銘柄はほぼありません。そこは内容を精査しながらって感じでやってます。

この半年、結構新規銘柄を組み入れました(詳細は以下の表ご参照)。最近はアクティビスト銘柄、また東証のPBR改善要請を受け、いわゆる割安株(バリュー株)が堅調でしたが、逆に成長性があるのになかなか株価は評価されてない銘柄を組み入れました。

中長期成長期待枠

円高メリット枠

「円高メリット枠」は、今の円安トレンドが終了し、今後円高にトレンドが逆転した際に恩恵を受けそうな銘柄として最近購入しました。ニュージーランド不動産の売却資金、また米国株を売却した資金を円転して原資としました。とはいえ、まだまだ足元の円安圧力が終了する気配はありません。もし自分が1年ごとにパフォーマンスを評価される機関投資家の運用者であれば、まだこの段階で円高になってからのことを想定しポジションを取るのは早いかなと思いますが、そこは長期で勝負できる個人投資家ですからね。長い目で見ていこうと思ってます。

本来であればここ数年の円安局面、同銘柄群の企業にとっては非常に苦しい期間だったかと思います。しかし業績面を見てみると、どれも「結構頑張ってる」んですよね。その企業努力には頭が下がりますし、円高になった際の恩恵も十分受けるのかなと期待しています(あるいは為替感応度を減らしているので、実はそんなに恩恵を受けないか…というリスクもありますが)。

円高メリット枠

J-REIT(物流)枠

「円高メリット枠」と同様、ニュージーランドの不動産売却資金、米国株の売却資金を原資として購入したのが「J-REIT(物流)枠」です。これまでJ-REITは割安に放置されてきており、利回りも5%程度の十分。なかでも物流施設は今後も需要が堅調であろうと思い、購入してみることとしました。

米国景気減速、利下げ、円高という中長期的なシナリオを想定しているのですが、それが起こった場合には株価下落のクッションにもなってくれるかなと、守りのポジションとしても期待しています。

J-REIT(物流)枠

短期お遊び枠

「短期お遊び枠」は完全に短期のお遊びポジション枠です。せっかく信用取引もできるようになったので、ちょっとしたアイディア(買いも売りも)があったら、ちょくちょく試しにやってみようと思ってます。

足元では、「極小時価総額枠」でも保有しているニッソウ(1444)に関して、株主優待の権利獲得にからむ株価の動きのパターン(1月末/7月末にかけて株価は上昇、権利確定後大幅下落)からリターンの獲得を狙ったポジションをとっています。優待銘柄の株価の動きを利用した取引は、この銘柄以外にもいろいろチャンスはありそうですね。そこは今後も対象を広げていけるのでは?と思っているところです。

短期お遊び枠

この半年はドライパウダー(余剰資金/待機資金)もあり、保有銘柄が一気に増えました。現状ポートフォリオには比較的満足しているので、当面はこれで様子見かなと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?